http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d70/spec.htm
これが現在のカメラD70ですね。
さすがにスペック上から見ても苦しいし、標準レンズの性能からも撮影場面が制限される。
上手く撮れたつもりでも、少し拡大したら粗さが目立つ画像になる場合が多々あると思います。
仕事まで絡むとなると、そこそこと言ってもかなりのハードユースですね。
現時点で買い換えを考えられるのはタイミング的にも正解だと思います。
先ず、予算が問題になります。
5D?とNEXでは価格と写りの質に開きがあります。
NEXは良いカメラですが、基本はコンパクトサイズなので性能に限界があります。
特にレンズの性能がコンパクトな分は犠牲になります。
撮像素子や画像処理エンジンに高性能なモノを使っていても、レンズが暗いのと専用レンズが高価なのがネックです。
古い中古のレンズをマウントアダプターで使うことは出来ますが、マニュアルの世界になってしまう。
レンズが小さいのでゴミも目立つ。
信頼性とか耐久性などにも劣る。
私も使ったことがありますが、スイッチが小さすぎて素早い操作が難しかったし、スグには使えない機能も多かった。
その分は安い。
キャノンでは今年の四月に5D?を発売するので、もうすぐ旧機種になる5D?は4月の5D?発売以降は価格的に狙い目になります。
今は逆に品薄で値上がりしている。
もっとも性能的には予約販売で30万円以上する5D?がダントツです。
それと、5D?はフルサイズなので、同じ焦点距離でも1.6倍ワイドな画像になります。
NEXで50mmで撮影した画像は5D?では80mm相当になる。
かなり彼方此方に隠された性能上の余裕のあるのがフルサイズの特徴です。
フレームも頑丈で雨風にも強い。
レンズも大きい分は明るいし強い。
あれでもフルサイズ機としては一番小さいんですけどね。
その分は高価です。
どちらの機体にしてもレンズは全て買い換えでしょう。
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/5dmk2/index.html
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/5dmk3/index.html
第二に、現在の機体はニコンですが、ニコンのレンズは基本的にキャノンやソニーでは使えなくなります。
マウントアダプターという手もキャノンの機体ではフランジバックの関係で使えません。
NEXだとレンズの方が大きくなって、何のためのコンパクトな機体かってことになる。
ファイルシステムも各メーカーで違うので、パソコンの方では古いファイルを扱うのにニコンのソフトを残したままでキャノンなりソニーのソフトを入れる必要が出てくる。
jpgなら共通して使えるようですが、画質を問題にするならRAWで撮影するべきです。
その方が後処理もキレイに決まるし、保存にも強い。
仕事で使うならRAWで撮影しておくと後々何かと融通が利きます。
ただし、パソコンの方にも負担が増えます。
最新のカメラはキレイに撮れる分情報量が半端ではない。
パソが最近の機体なら問題ありませんが、XPの時代の機体とかだと処理能力に問題が出てくるでしょう。
NEXシリーズに代表されるミラーレス一眼はパソコンで言えばノートパソコンのような存在です。
コンパクトなのが取り柄ですが、デスクトップよりも優れているのはそのコンパクトな点だけ。
同じ程度の性能の機体で言えば、例えばキャノンの kiss X5 などと実用上は変わりません。
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/kissx5/index.html
ISO感度は高くできますが、レンズが暗い分は性能が削られるのです。
コストパフォーマンスが悪い。
あとは持ち運びをどう考えるかだけ。
私はメインの機体とは別にキャノンの G12 をバッグに入れて持ち歩いています。
コレでも性能的にはD70に勝っている。
この写真は、朝ちょこちょこっとG12で手持ちで撮影したものですが、手ぶれ補正もヨク利いてキレイに撮れてる。
http://cweb.canon.jp/camera/powershot/g12/index.html
ミラーレス一眼は流行ですが、レンズの出っ張りがあるのでけっこう大きい。
性能的には中途半端だし、バッグに入れて持ち歩くには辛い大きさになってしまうのです。
http://www.sony.jp/ichigan/products/NEX-7K/