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なぽりん ●40ポイント ベストアンサー |
栄養学では定番なのですが、桶のたとえではいかがでしょうか。
棒グラフを巻いて木の桶のような形にしますと、いくら栄養をとったとおもっても、一番棒グラフの低いところから、水がもれてしまいます。バランスがよいものは、木の桶の板のひとつひとつの高さがそろっていますが、バランスが悪いと、水漏れがひどいわけです。(足りないものは足りないまま、カロリーだけが余る)
だから、水位(=栄養のバランス)もそこ(=足りないアミノ酸)のところまでしかあがりません。
その水位のパーセント(=必要な栄養量に対する割合)が、アミノ酸スコアですよ、と。
窒素まで言う必要はないとおもいます。
アミノ酸スコアとは、人間にとって理想の必須アミノ酸の総量に対して、最も不足している必須アミノ酸の割合を、食品タンパク質の栄養価に基づき、化学的に示す方法です。
http://www.weblio.jp/content/%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%8E%E9%85%B8%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%82%A2
ざっと調べた中で、こちらがアミノ酸スコアについて端的にわかりやすく説明していると思います。これを土台として、
アミノ酸スコア={(食品たんぱく質の第一制限アミノ酸含量)/(アミノ酸評点パターンの当該アミノ酸量)}×100
という式から導かれるもので、?最も不足している必須アミノ酸が、第一制限アミノ酸といわれることや、?必須アミノ酸は、トリプトファン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジンの9種類があるということ、?アミノ酸評点パターンというのが、「特定の食事タンパク質や,対象となる食事全体のタンパク質の栄養価を判定するための判断基準となるべきタンパク質中のアミノ酸含量」、すなわち理想の必須アミノ酸の総量であるといったことなどを肉付けしていくとよいかと思います。
また、こちらに、No.1回答にも出ています桶を、図解したものが出ていますので、ご参考まで。
私も定番の桶モデルが最適かと思います。
アミノ酸はその吸収量が同じ量にならないと体内では働いてくれない……タンパク質合成にはおおよそ必須アミノ酸が満遍なく必要な訳で、だからこそ制限アミノ酸という概念が出てくる訳ですよね。桶モデルは桶を構成する板の長さがアミノ酸の含有量・吸収率を表している訳で、その食品に含まれる他のアミノ酸がどれだけ豊富であろうとも、体内で利用できる量としては制限アミノ酸の影響を受ける。それをひと目で表している図だと思います。
あとは……ビーズ工作の例でも出して見ましょうか?
様々な色のビーズを均等に使ってミサンガみたいなものを作る光景を想像してください。今、ここで作れるミサンガの数はそこにある最小の色のビーズに制約を受けます。このモデルの場合、アミノ酸スコアはその最小の色ビーズがどれだけあるかを示しているものだと言う事になります。
この話の肝は、体内でタンパク質を合成する場合、必須アミノ酸はほぼ同数というか、制限アミノ酸に規制されてしまうのだと言う概念が理解できるか否かのようにも思えます。
この辺りがちょっと難しいかもですねぇ。