http://q.hatena.ne.jp/1078642094
昔むかし、人力検索に参加し始めたころに同じ趣旨の質問をしていくつか回答をもらいました。
テクニックそのものはWeb技術やルール、倫理観の変遷によって、陳腐化していくものです。
(捜し物をする、という根本的なところは変わらないので(元となる理屈も人間が作っているのだから、結局はそれを解析する手法を日々研鑽できるか)、技術的なテクニックに特化しないところでは思考法として継続して使える手法はあるでしょうけども(集合の概念とか))。
例えばGoogleの画像検索なんて2000年以前には考えられない検索手法でした。それが今は一般化し、「Google画像検索にひっかかりやすい画像のタイプ、逆のタイプ」なんて層分けすらできています。
面白いTipsのようなものはその道の強者であれば今でもそれなりのものはあるかもしれません。でもそれを公開したところで検索の手法そのものにトレンドがあり、昔ほど個人の検索技術に依存する割合が減っているので当て物としては面白いかもしれませんが、どうやって探したか、という解が複数ルートある以上、そこに焦点を絞ったクイズだと食傷傾向かなあ、と感じます。
多分、Web側の技術が向上したことによって、Q&Aサイトでは、昔ほどには「検索スピード」が早いユーザーがもてはやされなくなりました。検索力だけで回答できる質問に多回答している人は「単に時間がある人」としか認識されないようになってしまっています。
どちらかと言えば、知識依存や直感力・または重厚な分析力のようなものが賞賛される傾向があるので、もしそういうことをするのであれば、そっちの資質を問う方が面白いと思います。
実際、人力検索でも未だに盛り上がるのはそちら系統の質問ですし。
「クイズ」という面から。
クイズは、唯一の回答と、そこに至るまでの解き方があってこそ、クイズたり得ると思います。
それが無いと、解けたときの「やったぜ感」とか、解けなくて正解を見たときの「やられた感」が無くて、クイズとしては面白くない。
ぼくの好みとしては、質問の文面だけ(文字数制限があるので、投稿時のコメントも含めて)で解くために必要な情報が全て提示されているけど、簡単には解けない、というタイプ。
後、解く人を選ばない、というのが課題です。
ネットのように公開の場でクイズを立ち上げる以上、たくさんの参加しやすいに越したことは無いですから。
簡単に解くことはできないけど、誰にでも解ける、ってある意味ジレンマなので、作るのは大変ですけどね。
クイズというより、コンペなら面白いか。
ある人が探したのと同じ道筋を見つけるのではなく、
それより良いのを見つける。
ただし、あまり特定の業務依存ではないのがよい
(例えば、ファイナンスの知識があると解き易い、
ではないほうがよい)
(追記)
あることが「存在するか?」と問われて、「存在しない」
と答えるには勇気がいる。下記の問いに対する回答は、
いちおう納得いただいたものだが、自分ではまだ
納得していない。
http://q.hatena.ne.jp/1172390388