利用規約は、利用者と提供者の間の契約書だと考えてみてください。
普通の人が書いたらだめなもんですか?
普通の人が書いたからといって無効ではありません。
ただ、契約書なので、揉め事が起こったときに裁判で「ホラ、契約書に書いてあるでしょ?」といえるように、どんなケースでも抜け漏れなく、正しく解釈できるような文章である必要があります。
なので、普通は法務経験のある方が作成されることが多いかと思います。
書く人は誰でもOK.
普通は書いた後チェックする人がいて、なんだかんだと会議になる。
その中には、法務関係の人とか、契約関係の人とかがいる。
いわゆる資格ではないけど、少なくとも経験のある人がチェックをすることで、内容の保証をする。
ま、もとの文も、これ参考にして、とか言われるはず。なので、誰かが書いて、すでに流通しているミームに頼ることにはなるでしょう。
会社が書いている場合には、その会社の法務部門がチェックします。その法務部門には弁護士の資格を持った人が勤務していたり、弁護士の会社と契約していたりします。
何のために細かな利用規約を書いているかというと、問題になったときに裁判で勝つためですね。
そのためには、法律を完全に理解していて、過去の裁判の事例を全部知っている人が書かないと意味が無いんです。
もしも、会社ではなく個人が自分で書かなければならない場合には、いろいろな大手の利用規約をまねして寄せ集めて、手を入れて使うと思います。でも、法律を完全に理解していて、過去の裁判の事例を全部知っているわけではないので、裁判になったときに有効ではないかもしれませんね。