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tohne ベストアンサー |
「ぬえ」は、日本の妖怪です。化け物、と言ってもいいですが、実在しません。
サルの顔、タヌキの胴体、トラの四肢で、尾はヘビと描かれることが多いです。
夜に鳴く鳥、「トラツグミ」がその正体ではないかと言われています。
鵺(ぬえ)というのは物の怪や妖怪の類です。鳥の俗称でもあった気がするんですがそっちのほうは今回は省きます。
平安ごろの都は百鬼夜行などに代表されるように夜は物の怪が出ました。そのなかでも鵺は、恐れ多くも皇居(天皇御所)の屋根に現れていたそうです。鵺というのは恐ろしげな声で鳴くものだからついに天皇は病になってしまったそうで、側近達は弓の名手である源頼政に頼んで鵺を退治してもらうことにしました。そして遂に頼政は鵺を退治しました。
と、ここまでが鵺に関する伝承を大雑把にしたものです。
さて退治された鵺ですが、その死体は川に流されたとも、ばらばらになって日本各地に飛んで行ったとも言われています。
姿に関しても、よく知られているキマイラのような複数の獣が合わさったものの他にただの黒い雲だという説もあります(こちらのほうは一番新しいゲゲゲの鬼太郎で出てきたと思います。)。