かつて日本が雑貨や玩具などを製造していた時代がありました。でも、今では雑貨や玩具などの製造は中国やその他のアジアの国々に全部移ってしまいました。
ソフトウェアのプログラミングも、大規模なプログラミングは同様に中国やインドに移っていくのは自然な流れです。
アメリカのソフトウェア産業の生産性がとても高くて、日本のソフトウェア産業の生産性がとても低いのは、アメリカのソフトウェア産業はインドの天才プログラマを安く使いこなしているからだと言われています。
さて、プログラミングが中国やインドに移った後、日本国内にはどんな役割が残るでしょうか?
そしてどんな人材が必要になるでしょうか?
第一はコンピュータに詳しくないお客様の夢を理解して実現するエンジニア。完璧な日本語のコミュニケーション力が何よりも必要です。デザイナーの資質と営業的なセンスが必要ですね。中国やインドのプログラマーを使いこなすためには、英語が話せるに越したことはないでしょう。
第二には、日本で一から手作りするのではなく、アメリカなどのエンジンをうまく使って、中国やインドのプログラマーのチームを率いていく人。つまりプロジェクトマネージャです。プロジェクトマネージャの資格の勉強は今すぐでも始められます。
第三には、お客様企業の経営者にビジョンを売り込める人。これはMBAなどの勉強をすると良いのですが難関です。
コードを組むのは若い人の仕事という意味であれば記事の通りだと思います
業界に居て常に感じるのは設計力のない人間が多いことです
日本のIT技術者は設計業務を主なスキルとして習得すべきだと考えています
そしてコーディングは新入社員や賃金の安い外国に出すのがいいでしょう
外国人に仕事をしてもらう場合「行間を読んでもらう」とか「より良くなる様に自発的に努力してくれる」という低スキルSEにありがちな現実逃避は出来ません
だからきちんと設計する力と、設計どおりに作られているかチェックする力が必要になります
例えば労働単価が半分の国とコーディングで競争するなら、日本人はその国の人の倍のコードを書けなければなりませんが、現実的にそれは無理でしょう
仮に書けたとしても「だから何」ということです、倍書けたとして「やっと同じ」です
下流工程に必死になるバカバカしさを理解し
上流工程がいかに多層に分かれているかを理解する
それが理解できない人間は将来どころか明日の仕事すらどうなるかわかったもんじゃないと思っています
「作る側にいれば、いずれ食べて行けなくなる or 兼業の必要が出てくる」
というのが最近の実感です。
モバゲー、グリー、楽天、pixiv、etc.
「集金システムを考える人」と「そのシステムを実装する人」
後者が代替が効くとなれば、前者になる努力をするしか無い。
小さくても、収益が少なくてもいいから、自分でwebサービスを考えて小店主になる。
制作受注の比重10割ではなく、自社企画とバランスを取ってリスクを分散できるように。
この業種、30代での転職も多いですが、あくまで同じ職種に限られていますね。
私の場合、勤め先がweb開発会社ではなかったので、事情が異なるかもしれませんが、
某SBIの某事業部開発チームにいまして、事業部は解散(一部は他事業部に吸収)、
私も解雇となり数年が経ちます。
>WEB・IT業界、将来性を感じますか。不安を抱えながら仕事?
業界の将来性は感じます。ですが、自分の将来性は感じません。そして、不安よりも、いままでの仕事をどう活かして稼ぐか。考えることが多いです。
Matloff氏の記事では、「ソフトウェアエンジニアにとっては非常に挑発的な内容」とありますが、特に挑発的だとは思いませんでした。一般的に知られていることではないかと。
(1)Norman Matloff氏
・若いうちから高給。
・将来性がない職業。
・35歳過ぎから雇用機会が減少。
・ほとんど40歳前に現場を去る。
(2)40歳前に現場を去っる理由は様々
本音は、ザックリとですが、次のような点ではないかと感じます。
エンジニア
・長時間労働で心身疲弊、うつ病、体調を崩して(特に日本)。
・退職強要、リストラ。
経営側
・中高年は高収入、若い方が安い給料で高い効果を生む。経営上損だ。
・変化が早い業界、スキルが陳腐化している。キャリア設計が困難、辞めてほしい。
・教育費をかけたくない。若い方がスキルの習得期間が短い。
・若い方が体力がある。長時間労働・短期開発ができる。
以前、大手Web企業の人事が「人材構成図は、常にピラミッド型になるように意識している」と言っていました。WEB・IT系は、変化が早く、技術がすぐに陳腐化、常に体力がある若い人材を多く採用、求めている業界だということです。
つまり、日頃から、キャリアパスを考えて、企業、職場を選択するという、しなやかな考え方が大切なんだと思います。そうしなければ、インド・中国人以前に、数年後には新人に押し出され、リストラされかねないと思います。まだ28歳、キャリアパスの再構築は可能だと思います。
・IT業界でリストラになりました。
・ITエンジニアのキャリアパスについて質問です。
どの仕事でも会社に選んでもらう、雇ってもらうことだけ考えてると、心配は永遠に尽きないですので、自分で会社作るとか、フリーででもやっていくとか、独立する道を考えれば良いと思います。
ただし、独立してやっていけるだけの何かは必要です。
自分が社長で、雇う側の身になって考えればいろいろ思いつくんじゃないでしょうか。
例えばダントツの知識や技術、独自のデザインスキル、アイデアの発想力、コネ、人柄、信頼性とかそんなの。
逆に、そんな独立してもやっていけるような人材なら、会社も手放さない場合もあるでしょうし。
回答になっているかどうか不明ですが、とりあえず思ったまま。