「トラフィックデータ」と辻褄が合わないように思えるのは、
一日のユニークユーザー数のグラフが、
地域ではなく全ての国が対象になってるからです。
(地域におけるグラフを取得できるかどうかは知りません。)
以下、質問文で参照しているリンク先を例にして、
私なりに数値の説明をしたいと思います。
(見解に関しては私個人のものとしてとらえてください)
対象:wikipedia.org
指定地域:アメリカ
(1)ユニーク ユーザー数(Cookie による推定値)
WEBサイトから発行されているcookieを元にして、
googleが独自の手法(具体的には明かされていない)によって推定した値
この数値がざっくりとした利用数の目安となり、他の値の基準ともなります。
アメリカ260M、全てで1.2Bなので21%がアメリカからということになりますね。
http://support.google.com/adplanner/bin/answer.py?hl=ja&answer=138832
Ad Planner でデータを収集した 1 か月間に DoubleClick Ad Planner のアルゴリズムによりサイトで検出された Cookie の概数です(注: サイトの実際の Cookie 数ではありません)。
(2)ユニーク ユーザー数(ユーザー数)
一人で複数の端末を使っていたり、
一台で複数のブラウザを起動して使っていたりすると、
発行されているクッキーの数よりも少ない人数になるということから、
前述のCookie による推定値よりも格段に少ない値になっている。
アメリカ73Mで全てが410Mなので、一人が携帯/自宅/会社で利用すると考えると、
前述(1)の3割くらいという値も納得かもしれません。
http://support.google.com/adplanner/bin/answer.py?hl=ja&answer=138833
Ad Planner でデータを収集した 1 か月間にサイトにアクセスしたと推定されるユーザー数です(同じユーザーは 1 回だけカウントされます)
(3)リーチ
テレビの視聴率のようなもの
アメリカではネット利用者の26.4%が何らかの形でwikipedia.orgを利用し、
全てでは21.8%が利用ということなので言語の壁などがあるかもしれないですね。
以上で、おおよその利用者数を掴みます。
以下で、利用状況を掴みます。
(4)ページビュー数
ページの延べ閲覧回数
(5)合計セッション数
訪問回数
(6)Cookie あたりの平均セッション数
前述(5)÷(1)の値です。
サーバー増強とか考えるには必要な値になってくるでしょうね。
(7)サイトの平均滞在時間
平均滞在時間
以上のことからwikipedia.orgに対するアメリカからの利用状況を想像すると、
毎日ちょこっとだけ辞書として使っているのでしょうね。
一人が一回の訪問で見るページ数
ページビュー数1.3B / 合計セッション数390M = 3.3PV
一人が一回の訪問で滞在する時間(利用時間)
7:20
ここに広告を載せることが出来れば、ネット利用者の26.4%に対して、
最大7:20間閲覧させることが可能になるかもしれないと考えると、
効果はバツグンか?とか考えちゃいますね。
サンプルが wikipedia.org なので辞書としてどうかっていう結果になってますが、
例えば、ショップ運営が落ち込んでるなら、訪問者数が少ないのか、
滞在時間(見てくれる時間)が少ないのか、いろんな商品をみてくれないのかなどを、
客観的な数値で見れるということになりますので、問題の洗い出しや、
運営方針会議の資料などに使えるということになりますね。
繰り返しておきますが、見解部分は私個人のものですから、
読み物として適当に読み飛ばしてもらえればと思います。