App Store公開わずか1週間で10万ダウンロードを果たしたInstagramの事例が下記のように記載されていたので紹介します。
同サービスが短期間でここまでスケール出来た大きな理由は、「美しい写真をベースにソーシャルグラフ自体を拡張したこと」にあるのです。
急成長する写真共有アプリ「Instagram」の舞台裏 | 世界を変えるスタートアップ | 現代ビジネス [講談社
ユーザーは自慢の写真を外部のソーシャルサービスであるTwitter, Facebook, Flickr, Tumblrを通して、一瞬で友達へ共有することが可能。またそれだけではなく、アプリ内にもフォロー機能、Like機能が提供されることで、「写真を通した人との新たな出会い」をInstgramは生み出しています。
共同創業者の舞台裏ストーリーも紹介された大変興味深い記事ですよ。
TechCrunch に、Facebook にチームが買収された Gowalla との比較として、Foursquare が勝ち組になった理由がいくつか述べられている記事がありました。
Gowallaは本社をオースチンに構えていた。一方のFoursquareの本社はニューヨークだ。都市の大人口によってクリティカルマスを突破すべきモバイルソーシャルアプリケーションにあって、やはりニューヨークに拠点を構えていた方がメリットがあったようだ。Gowallaはこの点で遅れをとってしまったというのだ。
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Foursquareがヒットした大きな理由とは、アプリケーションが大幅に優れていたからというものではない。多くの人がFoursquareを利用していたからだ。また多くのアプリケーションが位置情報サービスとしてFoursquareを利用するような仕組みを構築していったからだ。
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最初からいろいろな機能を盛り込もうとしなかったこともFoursquareの卓見と言えるだろう。最初のうちはチェックインおよびそれに対する報奨システムの構築のみに注力していた。基本サービスで成果を得た後になって地元でのレコメンド情報の提供や、シティガイドの構築などに手を広げ始めたのだ。
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Tristanというのは、Foursquareのビジネスディベロップメント部門のエグゼクティブであるTristan Walkerのことだ。「初期段階におけるTristanのビジネスディベロップメントの努力が、Foursquareの優位に働いたのは間違いない。たとえばスターバックスなどが商標の利用をFoursquareに対して許可したような事例もあったね」
質問の趣旨に合わないかもしれませんが、Yelp のケースについてです。
趣旨に合わない、と思ったのは、サービスの公開直後から、サンフランシスコでは、すぐにアクセス数を集めたというところ。
何となくスッキリしなかったので回答に書こうか迷ったのですが、Foursquare との対比があるので、回答として書きます。
まず、人脈の話から。
http://www.angelgeek.net/2011/01/paypal-mafia.html
「PayPal マフィア」という言い方があるんですね。
そういう意味の人脈があったのかなあ、という気もしますが、同業が撤退する中でユーザ数を伸ばしていったようなので、創設者の人脈が主たる理由ではないのだろう、と思います。
http://attrip.jp/69
http://matome.naver.jp/odai/2133224676465874901
ちょっと、ごちゃごちゃしてますが、気になったのはここ。
・ライターの取材
新しい街を作った際にライターを雇いお店の口コミをたくさん書いている。
日本語でいう「サクラ」というのとは、多分、違うのだと思います。
書き込まれている情報が少ないと、参照する人を集められないので、まずは、情報を充実させる、という戦略なのだと思います。
http://blog.btrax.com/jp/2011/05/16/yelp/
Foursquare と違って、UI の充実に積極的な姿勢が分かります。
http://www.nttcom.co.jp/comzine/no072/worldit/index.html
スポンサーに媚びず、正確な情報を提供したい、という姿勢も見せているようです。