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gtore ベストアンサー |
リヴァイアサンというのはもともと、レヴィアタン (leviathan) ともいわれる旧約聖書に登場する海の怪物のことですが、ホッブズは、絶対的支配権をもつ国家、あるいは絶対的な国家権力を、それにたとえたのですね。そうすることで、絶対王政が必要であることを説いたのです。つまり、ホッブズのいう「リヴァイアサン」は、絶対的支配権をもつ国家を意味します。
そもそもリヴァイアサンとは、『旧約聖書』「ヨブ記」に現れる巨大な怪獣のことであり、ホッブズは絶対的支配権をもつ国家をそれに例え、人間は平和を作り出すために、契約を結び、絶対君主の支配する国家に自然権を譲渡すべきだという社会契約説を主張した。
http://chssl.lib.hit-u.ac.jp/collection/other/book01.html
怪物、怪獣というと悪者というイメージがありますが、この場合はそうではなく、強い力を持って国民を守るという意味合いを採ったのですね。