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超国籍企業と多国籍企業の違いを教えてください。

●質問者: s525822
●カテゴリ:就職・転職 経済・金融・保険
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 1/1件

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1 ● papavolvol

超国籍企業はグローバルエンタープライズで、多国籍企業はインターナショナルカンパニーです。
多国籍のインターナショナルに対して、超国籍はトランスナショナルと呼ばれることもあります。

超国籍企業は多国籍企業の進化系です。

例えば、日本に本社があって、日本で企画して日本で開発して、日本の工場で製造したものを、世界中に輸出している会社があるとします。輸出先の各国に販売子会社があります。これは多国籍企業です。

やがて、海外に工場を持つようになります。そしてやがて現地のニーズに合った商品を各国で独自に開発するようになります。それでもまだ多国籍企業です。

超国籍企業は、世界のどこかでビジネスの機会があると、世界中で一番最適な頭脳が集まるところで開発し、世界中でそのときに最も法人税が安くて良質な労働が手に入るところで製造します。例えば、アメリカの先端企業は企画はアメリカで、ソフト開発はインドで、製造は中国で、といった具合です。その国の法律は遵守しますが、国籍は意識しません。ビジネスをプロジェクトととらえて、そのたびに世界中の最適な場所を流動的に選択します。ビジネス機会の把握から、開発、製造、流通まで、強力な一貫したコンピュータシステムで統率されています。

アメリカの主要なIT企業や医療機器メーカーが超国籍企業に当たるとされています。
ITや医療の最先端であるアメリカで企画・研究・開発され、ソフトウェア開発はインドで、心臓のチップはアメリカで、周辺半導体は韓国や台湾です。世界最強の軍事国イスラエルの兵器用先端技術も使っている場合があります。ヨーロッパのデザイナーファームが参画することもあります。世界最強の金融システムがあるアメリカが資金を調達します。精密な部品は日本製、その他の部品は韓国や台湾製、汎用部品は中国製です。最終組み立ては中国で行われます。
これらは、あくまでも2012年7月現在の話で、来年も「精密な部品は日本製、その他の部品は韓国や台湾製、汎用部品は中国製、最終組み立ては中国」であると決まったわけではありません。特に中国は政治的に特殊な国なので、為替の変動、人権運動の状況、人件費の高騰、政府の規制などのリスクをかかえています。世界の工場であり続けられるかは不透明です。中国が巨大市場であることには変わりはありません。

つまり、超国籍企業の活動範囲に比べると、国家の国境などはちいさな話なのです。

超国籍企業を可能にしているのは、ずばぬけた才能ある天才的な経営者と、サポートする多様な国籍の取締役会、そして強力で一貫したコンピュータシステムによる企業活動の統率です。超国籍企業の利益率は桁外れに大きくなっています。超国籍企業の経営者の年俸も桁外れです。

一方では、超国籍企業は国家の枠を超えて、世界の経済を実効支配するのではないかと恐れている声があります。
超国籍企業の活動は資本主義原理主義的で社会の富の再配分に寄与しないとして、世界規模での貧富の差が拡大するのではないかと懸念する考え方もあります。
また、オバマ大統領は、これらの超国籍企業は、超国籍企業の経営者層に富をもたらしたが、海外に職を創出してアメリカ国内の職を奪ったと指摘しています。アメリカ社会にも貧富の差の拡大を招いているという考えです。

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