モーメントとは何か
運動量は英語で「モーメンタム(momentum)」と呼ばれるが、この「モーメント(moment)」とはとても似ている言葉である。 学生時代にニュートンの「プリンキピア」(もちろん邦訳)を読んだことがあるが、その中で、ニュートンがおそるおそるこの「運動量(momentum)」という単語を慎重に使い始めていたことが記憶に残っている。 この言葉はこの時代に造られたのだろうということくらいは推測していたが、語源ともなると考えたこともなかった。
どういう過程でこの二つの単語が使われるようになったのだろう? まず語尾の感じから言って、ラテン語系の名詞の複数形、単数形の違いを思い出す。 data は datum の複数形であるという例は高校でよく出てきた。 なるほど、ラテン語から来ている言葉に違いない、と思って調べると、「moment」はラテン語で「動き」を意味する言葉だと英和辞典にしっかり載っていた。 「時間の動き」→「瞬間」という具合に意味が変化していったらしい。
トルクは中心軸に作用する力
モーメントは中心軸から距離xの位置にて中心軸と垂直方向に作用する力
中心軸と常に垂直な動きは円運動
モーメントって、てこでもでてきますよね。おもりの重さ×支点までの距離。
モーメントに纏わる事が綴ってあります。
http://www.tm.hum.titech.ac.jp/Basic_Biomechanics/6.pdf
http://beton.co.jp/webmagazine/構造入門3.pdf
http://www.washimo-web.jp/Technology/Statics/No06/Statics06.htm
3.1 モーメントの定義
ハンドルを回すときや、スパナでボルト・ナットをしめるときには、力を加える点が回転の中心から遠い方が、より小さな力で作業できることはよく知られている。物体を回転させようとする力の働きを、力の『モーメントM』といい、下記の式で示される。
M=F×r
M :モーメント(N・m)
F :力(N)
r :モーメントの腕の長さ(m)
。。。
3.3 トルクについて
モーメントは、力の回転運動をさせる能力を示すもので、工学では、軸の回転の場合のようにモーメントのことを「トルク」T(N・m)とも呼ぶ。
http://www.jidoshaseibishi.com/commentary/concept/torque/torque.html
さて、機械や整備の現場では、この回転力のことを力のモーメントよりもトルク(torque)をもちいる。
どう違うのか。
JISの用語に“トルク”という単独の用語はなく、「締付けトルク」、「定格トルク」のように他の単語と組み合わせた用語になっている。
トルクは、力学的には、図に示すように回転軸まわりの力のモーメントT=F・aのことであり、機械設計の分野でこれを“トルク”と称する。