こんな未熟者が回答して良いのかわかりませんが……(-_-;)
先日行われた「カシオペア」のベストアンサー作品について感想を述べさせていただきます。
上手く言えませんが……
まず、考え方の幅がちがうな、と思いました。
自分の事を内容に組み込もうなんて自分には考えつきませんでしたし、とても感情移入しやすくすらすらと読むことが出来ました。
それにお題との絡み方がすごく自然で違和感が無く、取ってつけたような自分の作品とは正反対のように思えて感動しました。
これがプロの技なのかな、と。((え
決してお世辞を言っているわけではありませんよ!!
他の方が本気でこの質問の回答にかかってくるのは自分も目に見えていますので(え)、ベストアンサーにはこだわらない事にします。
かきつばた杯があるたびにみなさんの作品を参考にしているのは事実です。
パクリとかそんなのではないですよ←
これからも先輩の作品、楽しみにしてますね!!
リクエスト有難う御座います^^
sokyoさんの作品を見ていつも思うのは、「やられたっ」てことです。
「ケーキを代入!」が特にそう。
びっくりしますよあれは…!!
にやけちゃいましたよあれは…!!
「色のない星」「名のない星」は、もうこれを演じてみたいと思いました。
格好良いですよ、格好良すぎですよ。
誰か私と一緒に、アフレコでもいいからやりませんかってくらいガツンと来ました。
「3つの願い」のあの作品は絵本みたいで何だかぐっときました。
何でもできるなんてこの人チートじゃないかと思いました、まる。
「落し物」なんかも全然ジャンル違うから、「本当に何だこの人!?」って液晶に頭突きしたこともあります、本当に。
「sokyoさんになりたい」のは私の方ですよ!!
でも京ワールドは捨てきれません←
sokyoさんの広すぎる世界がとっても面白いので大好きです。
「この夏初めてのアイスコーヒー」は…その……
あ、有難う御座いますであってるのかな!?
意外なジャンルに驚きましたが、その、カフェイン…
いえ、何でもないです。
いつも、sokyo さんの文章を楽しみにしています。
たまに出てくるブラックな感じのが、特に好みだったりします。
今回の範囲だと、「3つの願い」が印象に残ってます。ぼく自身が子持ちだいうことも、印象に残っている理由かも。
かきつばた杯ではありませんが、エスカレーターガールのやつも、うなりながら読んでました。
# あ、ダメ。感想文も苦手 (^^ゞ
あらかた書いてから、横からのぞきこんできた娘に、「あれ、男の話じゃん」とか言われて……
どんなときでも、うかつさを発揮できる自分が誇らしいです(違う)。
これからも、素敵なお話を、たくさんお願いします。
『sokyoさんにはなれない』
私ってば、sokyoさんに憧れて、少しでも近づこうとしてたのかな?
sokyoさんになりたいのかな?
sokyoさんの作品には、なんていうか、感動がいっぱい詰まってる。
感動って言葉が適切でないのはわかってるんだけど、私の語彙ではそれ以外に表現する術がない。
通勤通学客で混雑する電車の中。
新しく買ったスマートフォン片手に、ちょっとずつユーザの増えてきた小説投稿サイトを覗いてみる。
覗くのは実はサイト本体じゃない。アクセス履歴。アクセス履歴を覗いてふぅっとため息。
数少ない常連さんが頑張って更新してくれてるけど、ご新規さんは来てくれてないな。
でも、そんなはてなカウンターに、お知らせが数件。
ひとつは、いま聞いている質問に、回答がついたとかコメントが付いたとか。そんなのだった。
で、もうひとつ。
赤丸を見たら興奮する。忘れてた感動だった。回答リクエストのお知らせ。
はてな頑張ってくれてるんだ。
お知らせをタップする前に居住まいを正す。
スカートのすそを整え、スカーフをまっすぐに。
髪は乱れてない? 口にケチャップついてない?
大丈夫! 準備完了。
やった。感想文募集のお知らせだ! って、お知らせ画面でわかってたんだけどね。
sokyoさん。時々sakyoと打ち間違えちゃうsokyoさん。
ここで、一句。ハイクの嗜みも何もないけど詠んじゃうから。
sokyoさん 嗚呼sokyoさん sokyoさん
いつもいっつも ありがとう
そう。私がsokyoさんになれないのはわかりきっている。
わかりきって、まかり通らない話。
土台が違う。私の足は地についている。どっしりと根を張ってたらいいんだけど。少ない養分でなんとかやってる感じ。
sokyoさんはふわふわ浮いている。漂いながら……みんなの心に贈り物を届けてくれる。
感動っていう、ちゃちい言葉では表せない何かを。
だから、sokyoさんになろうっていうのは間違ってるんだと思うんだ。
ありのまま、自分のままに生きよう。書こう。そう思えてから、ずいぶんと遠くまで来た。
私にしかできないことが見つかった。
まだそれは、未成熟で、sokyoさんみたく、誰かの心を揺さぶるなんてことはできないけど。
比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。 比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。 比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。 比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。比べちゃだめだ。
比べちゃだめなんだ。
って気づいた。私なりの満点回答。私だけの満点ストーリ。
それが、書けた時、私は、どこかに飛んでいく。誰かの心へ。
掴まっている風船は黄色い風船じゃないかもしれない。
でもいいんだ。
なりたくて、なれないんじゃないから。
ならないって決めたんだから。
もって生まれた才能の差? ううん、ベクトルが違うだけ。
進みたい方向へ進むだけ。みんな進みたい方向を目指すだけ。
それで、共感してもらう。共感なくたっていい。
自分が決めた道に責任取れれば。
そう。sokyoさんにはなれない。あんなにベストアンサー取れない。
あんなに、心を突き動かせない。
でも、sokyoさんも私にはなれない。
それでいいんだと思う。
もう、二度とかきつばたには参加することは無いかもしれないけど。
でも、文章を書くのは絶対辞めない。
だって、そこにはsokyoさんがいるから。
私の書いた文章の向こうっかわで、sokyoさんが笑ってるから。
こっちに来れる? 無理でしょ? ばいばいって。
でも、私の前からいなくなったりはしない。
ずっと待っててくれる。たくさんの素敵なお話を紡いでくれる。
いつの間にか電車は、降りるべき駅を通りすぎ、銀河を駆け巡る。
遠回りでも、目的地は違っても、目指す方向は決まっている。
sokyoさんは私の……僕の……前からいなくなったりはしない。
また来年、感想文募集! って呼びかけてくれるだろう。
だから私はその時まで、遠い銀河の果てからsokyoさんを見つめ続けるんだろう。
最果てのカシオペアから、蒼き星へ愛を込めて。
涙と酸味とカフェインと新聞
「どしたの、急におしかけて。…またあの小学生の愚痴聞けってんじゃないだろね」
彼女がガラスケースを磨きながら、言葉のわりにはぼうっとした調子で話しかけてきた。
「……空気読んでほしいなあ……」
溜息はとてつもなく大きい。
フォークで目の前の新作のケーキとやらをつつきながら、ここで泣いたら恥ずかしいだろうとボソボソ話してやることにした。
「たっくんさ……死んだって」
「何?ボソボソ言ったら聞こえないよ」
畜生。
「死んじゃったんだって!!」
腹が立ったんだか、私はどなってしまったようで、彼女は一瞬固まってしまった。
夏蜜柑の鮮やかな橙が気に食わない、ケーキをぐしゃぐしゃとフォークで潰したくなった。
喉の奥がくっと締まり、ああこれは泣きそうなんだと慌てて深呼吸する。
こんなんじゃ、やっぱり泣いちゃうかも。
「……そっか」
彼女にはそれだけしか、言えなかったのだろう。
私も続ける言葉が見つからず、よく分からない感情を押し止めようと、無理やりケーキを口に詰めた。
暗い店内は更に重たく、冷めた空気は鼻に沁みるようだった。
彼女の働くこの店が、こんな空間になってしまった瞬間を誰も知らないだろう。
二人だけの、けれど知りたくはなかった瞬間が訪れたのだ……。
「……帰って、こないなあ」
彼女の声が目に沁みた。
溢れそうな涙を、上を向いてやり過ごす。
ぐいと目を擦ったのは彼女の方だった。
夏蜜柑の酸味は、少し口に痛かった。
「帰ってこないね、皆。皆帰ってこなかった」
皆。
たっくんだけじゃないのだろうか。
彼女にとって大切な、帰ってこない人?
誰だろう、それは。
そんなこと、今の私には考えられなくて、ただ言葉の意味も分からず泣いていた。
たっくんは、帰ってこない。
静かに涙だけが零れた。
「皆、死んじゃうのにさ、分かってても、哀しいのは、なんで、だろう」
大声で泣き出したのは彼女の方だった。
何で彼女が大泣きするのか分からなかったけど、私はつられて嗚咽が漏れた。
深夜の店内に、その声だけが響く。
食べかけの夏蜜柑のケーキは、ぱたりと倒れた。
残されたアイスコーヒーを流しに捨てようか、と思ったが。
今夜は寝たくない。
一気に飲み干すと、急いで片づけて更衣室、着替えてすぐ家へ向かう。
新聞だ、新聞を。
空が群青から青、水色に変わり始める街から逃げるように、私は家へと走った。
……続くかも?