以下はとくに会計監査についてですが、欧米流が日本にもいよいよ押し寄せてきているという同志社の先生の話です。
http://www.rcwob.doshisha.ac.jp/review/10_seminar/10_seminar_189.pdf
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gtore ●80ポイント ベストアンサー |
このような感じでしょうか。
事業再生アドバイザー(TAA)の野上智之さんのコメントです。
ほとんどの社長は決算書が読めないから読まないのである。
http://www.financial-i.co.jp/column/rejuvenation/20110824.html
私見であるが、中小企業の8割程度の社長は、決算書や試算表の数字が苦手だったり、読めなかったり、という状況だと思う。
「プレジデント」編集長 藤原昭広さんの発言です。
藤原:ところが、ある統計によると、日本のビジネスマンの1日の勉強時間は90パーセントがゼロ分。残りの10パーセントが3時間くらいで、完全に二分されてるんだよ。それで東証1部上場企業の部長の6割が財務諸表を読めないわけ。P/L、B/Sがね。これはおそるべきことだけど、従来型のビジネスマンには必要なかったんだな、きっと。
http://www.amelia.ne.jp/user/reading/talk06_02.jsp
法務会計コンサルタントをしている方のコメントです。
また倒産企業の経営者の8割ちかくは決算書を理解していなかったと報告されております。
http://dir01.keiei.ne.jp/dir/itsnkeiei/column/10005077.html
合同会社 インプルーブ研究所サイト内の記述です。
注目すべきことは、倒産に至った企業経営者の9割が、決算書・月次会計資料が読めなかったということです。決算書や月次会計資料が読めていたなら、もう少し違う結果になったのではと言われています。
http://xn--eck8emc4a7883f.com/?p=1844
日本の経営者には、企業会計、管理会計が分かっていないと言われています。
つまり経営の教育を受けている人が非常に少ないです。
欧米では企業経営者は、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどを除き、経営の教育を受けています。大学を卒業後いったん企業で数年の経験を積んだ後、ビジネススクールに行って経営の勉強をします。
大学の卒業もとても大変なのですが、ビジネススクールの入学はとても難しいです。卒業できるのは天才たちです。
ビジネススクールの卒業生にはMBAという大学院卒の学位が与えられます。企業の経営者は原則としてMBAの学位を持っています。
経済産業省の資料によると、日本の企業の役員の大学院卒業者は5.9%、アメリカは人事部長61.6%、営業部長45.6%、経理部長43.9%となっています。その資料によると「日本のビジネススクールは世界のトップ100にひとつも入っていない」「経済学・ビジネスの論文引用数の上位185位に日本機関はなし」とも書かれています。
資料はこちらのURLからご覧いただけます。
日本は経営学の分野で欧米に大きく遅れをとっています。経営の教育を受けていない人が日本企業を経営をしているというわけです。
日本政府の保護の下で横並びでビジネスをする場合には、経営の教育を受けていない人でも経営できたのですが、国際競争をしようとすると経営の教育を受けていない人の経営では問題になると言えます。日産自動車のように経営の専門家が来たら、赤字企業が利益を上げる企業に生まれ変わるのですから。