民主主義や平等社会は長い歴史と大勢の知恵の結晶です。
法律や社会的な常識が支えます。
しかし、子供には長い歴史はない。
知識も不足している。
ある意味で「怖いもの知らず」です。
いじめる者はいじめた結果がどうなるか分かっていない。
ただ単純に欲求を満たしているだけ。
いじめられる者は反撃手段さえ知らない。
温かい家庭で保護されて育った普通の子供。
攻撃的な性向が強い子供は「いじめたい」という欲望を持ちます。
攻撃することにより、他の子供よりも優位に立ちたいと思う。
これは人間の本能に近い欲望です。
社会性を育むためには大人が子供のこういった行為を禁止する必要があります。
しかし、「自由」を勘違いした大人は自分の子供に攻撃することを禁止しません。
核家族なので歳寄りの知恵も届かない。
うちの子に限ってとか言い古された台詞ですね。
結果、ミニ悪魔が徒党を組んでイジメ行為に走る現状が生まれます。
数が多すぎて教育現場では対応不可能な場合がある。
例の大津の少年は転校した先でもスグにイジメグループに加わってイジメ行為に参加したそうです。
このようなグループは多数存在し、通常の教育現場では矯正不可能でしょう。
人間が社会的な存在だからです。弱肉強食の動物界では、当然ながらいじめは起こり得ません。あるのはただ淘汰のみです。
社会的欲求が満たされないとき(上の回答にある「ストレス」とはこの事を指すのでしょう)、人間は防衛機制として代理的にこれを補おうとします。すなわち、ある他者を貶めることによって、自らの社会的位置づけを確認しようとするのです。児童期や青年期にこうした問題が顕著なのは、彼らの自己同一性が確立していないからであることは言うまでもありません。
人間は、変わったものをみると珍しがるじゃないですか?
貴方も、クラスにきらきらネームの人がいたら、
仲の良い人と「あの人の名前変わってるよねー」とか、
本人に「珍しい名前だね」とか言いますよね
あるいは、思ったりとか。
いじめはそれがちょっと発展しただけです。