似たようなものとして、アメリカの 3D Robotics が販売している ArduCopter というのがあります。
4ローターの 3DR ArduCopter Quad と、6ローターの ArduCopter 3DR Hexa があるようです。
(3D Robotics 社の公式サイトを探してみましたが、Facebook の 3D Robotics Inc. に記載されている http://3drobotics.com/ は Store DIYdrones にリダイレクトされます)
ArduCopter とセコムが使用した AscTec との比較ですが、Arducopter vs. AscTec Hummingbird/ Autopilot - DIY Drones のユーザーレビューからまとめてみます。
ArduCopter は価格が1000ドル以下と安いのですが、ホビー用の機体で飛行安定性や自由度には欠けるようです。
一方、AscTec は価格が4000ドル見当と高価ですが、飛行制御用とプログラミング用の2つの CPU を搭載しており、多少の風(風速10m/sまで)でも安定した飛行が可能だとの事です。
("AUTOMATED REFUELING FOR HOVERING ROBOTS"
http://www.wpi.edu/Pubs/E-project/Available/E-project-031212-181154/unrestricted/Automated_Refueling_for_Hovering_Robots.pdf
の P12 によれば、OS は GNU/Linux だそうです)
ホビー用の ArduCopter ではセコムのニーズに合わず、ハイエンド・リサーチ用の AscTec を採用した、という事でしょう。
余談ですが、3D Robotics の創業者クリス・アンダーソンは、ワイアード・マガジンの元編集長で、ロングテール理論の提唱者でもあります。