人力検索はてな
モバイル版を表示しています。PC版はこちら
i-mobile

地震断層の断層ずれ再発について
地震の大部分は起震断層のずれと言われています。日本だけでも年間100くらいのM5級の地震があります。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq7.html#9
http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/earthquake_center_ranking
地表断層の数は2000くらいです。
http://www.jishin.go.jp/main/pamphlet/katsudanso/Chap2.pdf
地表断層の動きの件数がわかりませんが、あまり数がないように思います。
その上、断層の動きの報道をみると、周囲の断層が動いていないのに一部で発見されているように思えます。
大きな地震が地下で発生した場合、「その影響で前の断層が動く、断層でなかったところは動かない」というのは本当なのでしょうか。最近30年間で地表断層のずれが起きたと発見されたところは、その発見前に「ここに断層がある」と判明していたところなのでしょうか。近隣の「ここに断層がある」と判明していたところで動かなかったところとの関係についての調査分析のものなどあったら、お教えください。

●質問者: hathi
●カテゴリ:学習・教育 科学・統計資料
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 3/3件

▽最新の回答へ

1 ● oil999
●67ポイント

まず、「断層」の定義を明らかにしておきます。

断層
変位のある不連続面で、地層が切れるもの。

したがって、すべての「断層」が地震に関係するわけではありません。

地震の際に地表に現れる断層をとくに「地表地震断層」と呼びます。
これは、地表の軟らかい部分で動いて出来たものなので、かならずしも地震の原因というわけではありません。
したがって、地震が起きても「地表地震断層」がズレないことは起こり得ます。

地震の原因となり、地震波を発生させている地下深部の断層を「震源断層」と呼びます。

では、地震が起きると必ず「震源断層」がズレるかというと、そういうわけではありません。
日本列島はプレートに乗って移動しているため、数千万年前に活動していたような「震源断層」や、その結果あらわれた「地表地震断層」は、現在はプレートの歪みから離れた地点にある場合があります。この場合、プレート由来の地震では、古い「震源断層」「地表地震断層」はズレないことになります。
ただ、最近数千年間に起きた地震なら、同じ「震源断層」「地表地震断層」がズレることになります。

詳しいことは以下の書籍をご覧ください。

活断層 (岩波新書 新赤版 (423))

活断層 (岩波新書 新赤版 (423))


hathiさんのコメント
ありがとうございます。この岩波新書にも書いてありますが、兵庫県南部地震では神戸?一宮には地表断層は現れず、須磨で撓曲、淡路島で断層がありましたが、野島付近であった以外には明確な地表断層はなかったようです。2008年の岩手宮城内陸地震も、内陸の深度15km程度でM7以上の震源断層が起きていますが、地表断層は限られていて、地表断層を調べた中で多くの場所では、古い断層は発見出来ていません。なお、一関の岡山という調査地点では2008年の前に数万年前に1度大きな変位があったことが判明しています。同じ震源地震で、一箇所は数万年前に地表変位を起こしたところに少量のズレを生じ、他の箇所はそうした過去の痕跡がないようなところにズレを生じるということになっているようです。濃尾地震の根尾谷断層ではかなり大きな地表断層が起きましたが、この周辺にある既存の断層では動いていないようです。この周辺に過去にあった断層は累積があったとしか考えられないほど大きなズレを起こしていますが、濃尾地震では動いていません。丸善の理科年表読本「地震」(1993)にも明治からこれまで120年に日本列島でたった17個しか地表断層はできていないと書かれています。(地表断層はM7以上の地震の1/3くらいにできるとも書かれています)地表断層はめったに起きないのはわかっているのですが、できる場合、どこにできるのかに関して知りたいのです。 「最近数千年間に起きた地震なら、同じ‘震源断層’‘地表地震断層’がズレることになる」とはいえないように思っています。 内陸地震のM7以上の大きいのが起き&地表断層が生じるとき&震源地震の直上や周辺に過去の明確な断層がある場合に、その過去の断層面が動くのか、その断層面が動かないことがあるのか、過去の断層面がほとんど認められない新しいところが動くのか、そのあたりに関する調査や研究などがあれば教えていただきたいのです。 下記のような説明をして欲しいのではないです。 〈活断層とは何か〉 ・活断層は過去に繰り返し活動し、今後も再び活動すると考えられる断層です。 〈活断層が確認されていない場所では地震は起きないのか〉 ・過去に地震が発生しても、地震の規模(マグニチュード)が小さいため地表にまでずれが及ばないことがあります。そのため、活断層が確認されていない場所でも、その地下には将来地震を発生させる活断層が存在している可能性があります。

2 ● taroe
●67ポイント

>その影響で前の断層が動く、断層でなかったところは動かない」というのは本当なのでしょうか。

そういう論理でも作らないと、建設できないからという要素の方が強い。

動かないと
ほぼ動かないと
動かない傾向にあるとでは
全然違うことも多いが

都合よく、都合悪く、一緒にすることも可能なだけ。



事故車のほうが、そうでない車よりも、事故率がたかいとかそういう論理。


hathiさんのコメント
犯罪歴(補導歴か有罪刑の履歴)のある人物と、そのような履歴が知られていない人物との比較では、前者の方が今後の虞犯の確率が高いということはわかります。しかし、それは、犯罪歴のあるものは今後も犯罪をするという意味ではないし、そうした履歴を持たぬものは犯罪を犯さないという意味でもないです。ある地域で犯罪が起きる場合は、その地域の犯罪歴があるものが起こすという意味でもないです。 地表断層あるいは低崖の形成は、その地域の地下でM7以上の地震断層が生じた場合、過去にその地域で地表断層があるところで起きる確率がどの程度あるのか、過去の地表断層面が累積してズレルことがあるのはせいぜい30%程度の確率であって、70%の確率では新規の場所に地表断層面ができ、その地域に発見あるいは推定されていた過去の地表断層面の90%は動かないのか、そうしたことに関連しそうな、実地研究や調査を教えてください。

3 ● otusoham
●66ポイント

http://www.hp1039.jishin.go.jp/danso/Tokyo2Afrm.htm

こちらが参考になるでしょうか?

関連質問

●質問をもっと探す●



0.人力検索はてなトップ
8.このページを友達に紹介
9.このページの先頭へ
対応機種一覧
お問い合わせ
ヘルプ/お知らせ
ログイン
無料ユーザー登録
はてなトップ