防水と結露の心配があるので、一眼レフより耐寒性能に優れたコンパクトデジカメをお勧めします。
下記の機種は、耐水性能に加え、マイナス10度の環境でも動作保証しています。
35mmフィルム換算で28mmの広角レンズを採用している点でも、アクティブなお子さんの様子をフレームに収めやすいでしょう。
PENTAX 防水デジタルカメラ OPTIO (オプティオ) W80 ガンメタルグレー 1200万画素 光学5倍ズーム OPTIOW80GG
FUJIFILM デジタルカメラ FinePix XP150 オレンジ 1440万画素 10M防水 防塵・耐寒・対衝撃 広角28mm光学5倍 F FX-XP150OR
ビデオについては知識がないのでなんとも言えませんが「雪の中」の人を撮るのは写真を撮る上では夜景を撮るのと同様に難易度の高いテーマだと思います。
その難易度が高い理由の一つの「写真の露出」の仕組みを説明するとかなり面倒になってしまうのですが、簡単に言いますと「白」も「黒」も18%のグレーになるように露出が調整されるという測光の仕組みがあります。マルチパターン測光ではそういうものを様々な状況で「最適になるよう」調整をしてくれているのですが、残念ながらなかなか上手く処理できていなかったりします。
そんな中で「Nikon」のRGB測光というものはかなり特殊な露出調整をしていて、RedGreenBlueという光の三原色毎に光量を測定して最適な露出値を計算しています。NikonのカメラでRGBマルチパターン測光を採用しているカメラなら「雪の中」でもそれなりの露出をしてくれる可能性が高いと思います(私はNikonは好きなメーカーではないのですが、とてもカメラ作りには熱い心を持っている会社だと思います)
雪の中ということですと「手ぶれ」とかはあまり気にしなくてもいいのかと思いますが、望遠レンズを使うのなら手ぶれ補正のきくレンズ+ボディセットが必須だとは思います。
「雪遊びをする子ども」
がテーマなら一瞬のチャンスを逃さないカメラということになると思いますので連続撮影枚数が多いカメラ(メモリバッファの多いカメラ)ということ、そして「液晶ファインダー」では視認性が悪いと思いますので「光学ファインダー」のカメラであることをお奨めします。
別の面から考えますと、雪の中ですと景色と被写体の光度差が大きいということもありますので、ダイナミックレンジ(白トビから黒ツブレまでの階調の広さ)をどれだけ拡大できるかという機能も必要になり、そこは黒から白まで8bitのエンコーディングするのか14ビットでエンコーディングしているかということでそもそもの階調表現の違いがあったりします。この辺の配慮はPentaxが優れています。
他には、バッテリーの持ちが少し心配です(私は北海道がどれくらい寒いのかよくわかっていません)今のバッテリーは「寒さに強い」ですが、東京でも寒いときなどには電池の持ちが悪くなります。外部バッテリーを体に付けられるものなどが安心なのでしょうが、そんな心配は杞憂かもしれません。
対策としては電源を外部電源としてカメラから50cmくらいケーブルで離せるようなオプションがついているモデルがあるのがベストで、そんなことしなくても撮影直前までカイロで温めておけばいいそれだけかもしれません。
どの程度の画質を求めるのか分かりませんが、雪の中でレンズ交換はほぼ不可能でしょうから、高倍率(高解像度)のズームレンズがいいんだと思いますが、そこはオサイフとの相談なのでしょうか。レンズの値段の差は点光源が画面内にあった場合にゴースト・フレアを起こすかどうかにも繋がりますので、少し気をつけたいところです。
具体的にどのカメラが・・・という悩みはあるんでしょうが、光学ファインダーの一眼レフをそれなりの値段のレンズを付けていればある程度安心ということになるでしょうか。
カメラの性能よりもやはり寒さと雪がちょっとカメラに悪影響があると思います。
結露と静電気対策に対応を覚えたほうがいいかもしれません。
http://www.dowjow.com/workshop/technique/2008/09/7.php
↑参考にどうぞ、役に立ちますよ。
もしくはNO.1さんが紹介している防寒、防水対策をしているデジタルカメラを選ばれたほうがいいです。
PENTAX デジタル一眼レフカメラ K-30 ダブルズームレンズキット ブラック K-30WZK BK
防塵防滴性能・-10℃耐寒性能・単3乾電池使用可能など、ハードとしての強さも兼ね備える。
こちらはどうでしょうか。
「撮影中に雪が降っている可能性がある」ということですので、やはり防滴のほうがよいでしょう。その点で、ペンタックスの一眼レフがオススメです。また、以下のカメラはいずれも耐寒動作保証です。
ペンタックスの一眼レフの中でもK-30が最もコストパフォーマンスがよいと思います。ただ、ボディがプラスチックで安っぽく感じるかもしれません。
PENTAX デジタル一眼レフカメラ K-30 18-135レンズキット ブラック K-30LK18-135 BK
K-30|PENTAX RICOH IMAGING
あらゆるフィールドへ。防塵・防滴構造、?10℃耐寒動作保証。
81カ所にシーリングを施した信頼の防塵・防滴構造。ホコリや水滴に強く、場所・天候を気にせず撮影が楽しめます。また?10℃まで動作保証する耐寒性能を備え、冬のアウトドアでもアクティブに使いこなせます。
上位機種のK-5IIはマグネシウム合金製で、高級感があります。また連射性能などもやや上回っています。
PENTAX デジタル一眼レフカメラ K-5II18-135レンズキット K-5II18-135WR
02 雨滴や塵埃。悪条件を乗り越える 防塵・防滴構造&AW/WRレンズ
K-5II / K-5IIs|PENTAX RICOH IMAGING
本体およびバッテリーグリップD-BG4に防塵・防滴処置を施しました。さらにAW(防塵・防滴)レンズ、WR(簡易防滴)レンズ・ラインアップも充実。高気密なシステムが、厳しい環境での撮影を可能にします。
※AW=All Weather WR=Water Resident
(中略)
05 寒冷地においても揺るがない信頼性 ?10℃耐寒動作保証
氷点下10度以下という厳しい環境試験を実施し、電子回路とメカニカル機構、光学系の安定性と応答性、動作精度、バッテリーの電圧変動などをチェックしました。寒冷地における撮影でも、正確に動作します。
※使用環境温度が下がるとバッテリーの性能が低下します。寒冷地で使用する場合は、予備のバッテリーを用意して衣服の中で保温するなどして使用してください。
写真にどの程度の品質を求めるかで違ってきます。
伸ばして大きなポスターにするならデジ一でもプロ用機かハイアマチュア向けがお勧めです。
一般向けの機体は特に寒さや湿気には弱い。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 1D Mark IV EOS-1DMK4
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkII ボディ
ホームページやブログとか、プリントアウトするとしてA4程度までならコンパクトでも大丈夫です。
ただ、コンパクトは解像度やボケ味など難しい。
高倍率のコンパクトで遠くから狙う場合は画像の質が落ちる。
予算によっては程度の良いコンパクトを半ば使い捨てにするという選択もあります。
Nikon デジタルカメラ COOLPIX (クールピクス) P7700 ブラック P7700BK
子供達に近寄って狙うなら、コンパクトの方が使いやすいでしょう。
特に、カメラ慣れしていない子供達は、大きなカメラだと表情が強張ったりします。
雪が降る中での撮影はかなり過酷な環境なので、通常なら数年は使えるんですけどね。
ついでながら、どういった機種にするにしても、できればカメラ用のハードケースを用意された方が無難です。
内部に結露したら一発でカビが湧きますから、ハードケースに乾燥剤を入れてカメラやレンズを保護してやった方が無難です。