可能であれば「小さい大名行列」のルーツまで遡れるとうれしいのですが、難しいでしょうか。
こちらはいかがでしょうか。
●夜を走る: トラブル短篇集 筒井康隆
血管の中を虫が走り、小さな大名行列が見える―アル中のタクシー運転手は客を乗せたまま破滅街道をまっしぐら。
◇筒井康隆「筒井康隆全集 8」/集英社文庫「国境線は遠かった」
◇筒井康隆「暗黒世界のオデッセイ」(新潮文庫)にも載っていて、吾妻ひでお「パラレル狂室」(奇想天外コミックス、1979年6月)にも出てくるようです。
筒井康隆 「夜を走る」(『国境線は遠かった』所収、集英社文庫)
http://www.lares.dti.ne.jp/hisadome/unreason.html
筒井康隆 「アルコール万歳」(『暗黒世界のオデッセイ』所収、新潮文庫)
不条理日記(奇想天外掲載)
http://www5a.biglobe.ne.jp/~yoion/henmi/azma53.htm
『酒を飲む』は、小さな大名行列が出てくるところから、筒井康隆の『暗黒世界のオデッセイ』のアルコール万歳の章と、同じく筒井康隆の『夜を走る』のパロディだと思う。
追記◆三浦しをんさんのエッセイ「悶絶スパイラル」にも載っているようです。http://goo.gl/GfuV3
追記◆「多賀城市史 第3巻 民俗・文学」の166ページにも出てくるようです。
小人の大名行列が、「下に—、下に—」て先ぶれしながら、ゾロゾロ出てきたと。
http://goo.gl/grm1G
…ああ、これはrscさんの「ふしぎな大名行列」ですね。こちらで読めます。
こちらから昭和61年発行の第3巻とわかりますので、書籍はこちらやこちら ですね。
◇ちなみに、ルーツということでは、アルコールを断った時にみられる幻覚症状、アルコール離脱性幻覚において、小さな大名行列が出てくるという幻覚を見ることが一般的に知られているようです。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0802&f=column_0802_002.shtml
中島らもさんの「獏の食べのこし」がそうです。
証拠のサイト
http://www.asahi-net.or.jp/~nn9m-kmr/jiten.html
獏の食べのこし:P155(小さな大名行列はみれなかった、クモの子(鬼)の幻覚)
ただし、どの出版社の本のページ数かは分りませんがこの単語は入っています。
意外と無いものですね。書籍縛り、というのが難しいのでしょうか?