http://www.kawara-ban.com/nakinagaraumaretekuru.html
シェイクスピアの戯曲『リヤ王』の中に「人はみな泣きながら生まれてくる」という有名な台詞があります。
リヤ王はグロスター伯爵に向かってこう言います。
「人は皆、泣きながらこの世にやってきたのだ。そうであろうが、人が初めてこの世の大気に触れる時、皆、必ず泣き喚く・・生まれ落ちるや、誰も大声を挙げて泣き叫ぶ、阿呆ばかりの大きな舞台に突出されたのが悲しゅうてな」(福田恆存訳・新潮文庫)
http://shakespeare.hix05.com/tragedies2/lear01.mad.html
リア王:人間は泣きながらこの世に生まれる
そうだろう、生まれて初めて息をすったときに
オギャアオギャアと泣く、さあお前にひとつ説教をしてやろう
グロスター:なんとおいたわしい
リア王:人間がこの世に生まれてきたときに泣くのは
この道化どもの舞台に引き出されたのが悲しいからじゃ
KING LEAR: we came crying hither:
Thou know'st, the first time that we smell the air,
We wawl and cry. I will preach to thee: mark.
GLOUCESTER:Alack, alack the day!
KING LEAR:When we are born, we cry that we are come
To this great stage of fools: (4.6)