机をたたいた音にはそもそも音程なんかありません…
(音程がないからこそ、パーカッションは和音に関係なく叩けます)
鳥の鳴き声、人の声の母音、モーターの回転音、そういった一定の波長のある音だけに音程はありますので、これらならどの音階、と当てられませんか?
とはいえ、楽器だけに限った音階聞き分けでもそれは絶対音階と普通呼ばれます。固定音感と呼ぶこともありますね。同じことです。
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ふるるP ベストアンサー |
机を叩いた音の音高(音程とは二つの音の高さの違いのこと)がわかるかどうか、というのはあまりあてにはできません。というのも机を叩いてもドレミファ・・・といった楽音の音にぴったり当てはまるわけではないからです。それでもソより4分の1ぐらい高いソ、というように認識できる人もいます。そうなると精度の問題です。
ピアノの先生の真意は多分、机を叩いた音とは一つの例であって、楽器の音でなくても、一定の音高であるならそれをどの音(ミとかシ♭とか)か、と理解できることをいっているのでしょう。
長く同じ楽器を使っていると、体が覚えているのでもともと絶対音感がなくてもある種の楽器の音であれば音高がわかる、ということがあります。
そうではなく、どのような音であっても、音高を認識できること、ということで定義したいのでしょう。
ピアノの先生の言う絶対音感は狭義の絶対音感で、あなたの持っている音感も絶対音感といえるものです。
程度問題であることは、全く絶対音感がない状態を考えてみるとわかります。
男性と女性の声は大まかにいって女性のほうが高い音で男性は低い音です。
絶対音感が全くない場合、人の声だけを聴いて、男性だ、女性だ、と判断はできません。(女性と子供の区別はまた別) 高さの違いを認識できないのですから。
つまり精度の差こそあれ、誰でも絶対音感はもっているのです。
しかし半音の精度で区別できるようになって、絶対音感を持っている、ということにしているのが現実です。
この本によれば、絶対音感のある人は、なんでも音階に変換されるという。
コップを叩いた音が、ドなのかファなのか。
クラクションも、サイレンも、人の話す声も。犬の鳴き声も。
ピーポーピーポーではなく、ドーソードーソーと聞こえる。
極端なひとになると、440Hzと441Hzを聞き分ける。
日本のオーケストラの基準音が440Hzで、ヨーロッパだと443Hzだったので、気分が悪くなったとか。いろいろなエピソードが語られている。
音の高低の差をとらえることが鋭敏なのを、相対音感が優れているという。
これは、中高生以上の時点で訓練しても身に付くもの。
でも、手を叩いた音を、ミと言い切る訓練は、3歳から6歳の間に行った時だけ身に付くようです。