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hissssa ●100ポイント ベストアンサー |
「インターネット上で動かすプログラムソフト」の定義による話ですが、パソコン上で動かすソフトで、インターネットにアクセスして動作するソフト(メールソフトやWebブラウザ等)とアクセスしないソフト(ワープロソフト他のツール等)の事であれば、作成自体において考え方には大きな相違はありません。
唯一の違いは、インターネットにアクセスするソフトは「ソケット通信」という技術を使うという事です。これはIPアドレスを持つコンピュータ同士で通信するための共通技術で、今のたいていの開発言語で利用できます。データのやり取りをソケット通信で行うという一点を除き、インターネットにアクセスするソフトとそうでないソフトには特に差はありません。
ただし、現在の世界でインターネットにアクセスするソフトを作る際には、セキュリティについては気を使う必要があります。通信の秘密を守るための暗号化や侵入防止策を実装しないと、安心して使えるソフトにはできません。セキュリティを気にしないならこの限りではありませんが。
また、ソフトがインターネットにアクセスするということは、必ず「通信相手がいる」ということです。相手が自分と同じソフトの場合でのP2P通信ならともかく、何らかのサーバソフトの類の場合は、必ず「通信プロトコル」についての知識が必要になります。
ソケット通信さえ出来ればインターネット上のどんな相手ともデータのやり取りはできますが、具体的にデータの送受信を行う内容や順序は、事前に決められたルール(プロトコル)に従う必要があります。メールソフトであればPOPプロトコルやIMAPプロトコル、WebブラウザであればHTTPプロトコルと言った、通信の詳細な取り決めを理解した上で、その通りに通信するようにプログラムを作る必要があります。
なお、ソケット通信さえ出来ればどんな開発言語でも各種プロトコルを実装することは可能ですが、言語によっては代表的な通信プロトコルについてあらかじめライブラリを用意している場合がありますので、開発の難易度は言語によって変化します。