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匿名回答1号 ベストアンサー |
天体の大きさではなく、物体の速度と質量の問題です。
天体の大きさ(質量)が関係する場合は、軌道高度が関係してきます。
で、速度が遅く、質量が小さければ簡単に反転できますし、逆なら逆です。
10m/sでも、質量が膨大なスターウォーズの戦艦みたいなのだと、簡単には反転できません。
SFだから強力なエンジンを作ってもいいですが、そうなると今度は機体の剛性が保たなくなります。
そこも特殊素材で強化してもいいですが、今度は人間が保たなくなります。
まあ、そこも何か手を打てばOKweb。
問題は、周回している母星からの距離です。
「逆噴射して軌道速度を打ち消す」とはすなわち減速するわけですが、減速するにつれて軌道は下降していきます。軌道速度とは、すなわちその速度による遠心力で母星の重力を打ち消すためのものなので、減速したらそのぶん母星の重力に引かれて落ちるのです。
軌道速度を完全に打ち消したときは、母星に対して自由落下状態になります。その後逆向きに加速を続けることで逆行の軌道に入ることは不可能ではありませんが、相当の高軌道からでない限り、途中で母星に墜落することになります。もちろん、たとえ相当の高軌道からだったとしても、逆行する頃にはずっと低高度の軌道になっていることになります。同じ高度のままで逆行の軌道に入るのは不可能です。
ただ、これが地球周辺の話で、月に準拠した軌道に限定すれば、逆行軌道に入ることは可能です。月の重力を利用すれば、一気に逆行軌道に入ることが出来ます。
まったくのしろうとですが。
例えば赤道上を周回しているとして、少し角度を変えて子午線沿いの軌道に持って行って更にそのまま赤道へ戻れば逆向きに回れそうな気がする。まあ何らかの推進力は居るけど。
あと、推進力があるとして一瞬でUターンなんてかますと中の人死にますたぶん。
姿勢制御して主推進機関を進みたいベクトルに合わせ噴射。
コレが一番手っ取り早い。
軌道速度が減少する分は上向きのベクトルに駆動します。
軌道を少しずつ曲げて反転すれば速度を落とさなくても・・と考えるのは間違い。
宇宙船の速度はベクトル量なので、素早く反対方向の軌道に入るには推進剤が山ほど必要になります。
他には天体を利用したスイングバイをして反転するとか時間の掛かる方法はあります。
重い主船体から、軽いポッドを反対向きに射出するのが普通かな。