30代の女子(?)ですが、黒に染めるよりも白髪が目立ちにくい為に、茶色に染めてます。
欧米化じゃないでしょうか。
やはり美しいという基準は欧米人の、顔が細く、鼻が高く、髪の毛はブロンド、8頭身のようなものが潜在的(恐らく昔からのCMやメディアでの欧米人の起用)にあるのでしょう。
日本人は髪質的にも硬く太い人が多いと思いますが、黒い人の場合は頭が真っ黒=頭頂部重たい、顔が大きいというように表現されます。色を抜く(茶色等)と軽い(=明るい=表情が明るい)と言われ、美容室でもそのように勧められる場合があります。髪が多い人や太い人は頭が大きく見えがちですので漉いて軽くすることもあります。それに加え髪のトーンを明るくするとその効果(頭が小さくなる)は大きくなるものと思われます。
例えば、人の絵を描くときに黒で強い輪郭線を描くのと薄い茶色で描くのとでそうした違いが出てわかりやすいかもしれません。微妙な違いかもしれませんが・・・
もうひとつは高級感が出やすいのではないでしょうか?
漆黒といわれる純黒も高級感はありますが、これは深みのある艶がないと綺麗に見えず、一歩間違えると(手入れを怠ると)炭のような汚い印象を与える可能性があります。
単純な黒ではなく、混ざり気のある黒(茶色)はどうでしょうか?
現在利用されているカラーリング剤も単純な茶色や黒ではなく、赤系、青系、グリーン系など微妙に色の違うものが沢山あります。これらは光のあたり具合により黒いところや茶色の部分、光があたったところは赤っぽくなったり金色に見えるなどして高級感がでてきます。更にパーマなどでウェーブがかかっていれば色彩の変化も大きくなリゴージャス感が増します。逆に黒髪の場合、光のあたったところは白く(白髪)見える可能性があります。ですから黒髪が似合う髪型というのも限定されてしまうのかもしれません。
以上のような理由から茶色が好まれているのではないでしょうか。