http://www.skymark.jp/ja/support/safety2.html
離着陸時や揺れが予想される場合には、シートベルト着用のサインが点灯します
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うぃんど ベストアンサー |
シートベルト着用サインはコックピットで操作しています。
ONもOFFも音がなります。
JALのコックピット日記がわかりやすいと思います。
http://www.jal.co.jp/entertainment/cockpit/captain104.html
Captain104 ベルト着用サイン文=南雲恒昌(日本航空機長)
旅客機が滑走路へ進入し、エンジンの推力を上げ、飛び立とうとする直前。「ポーン、ポーン」
機内では、シートベルトの着用を確認させていただく音が二度、鳴ります。
この作業、パイロットがコックピットにあるスイッチを切り替えることで行っており、JALグループでは副操縦士の役割と決められています。
シートベルトのスイッチには、「オフ」(消灯)、「オート」(自動)、「オン」(点灯)の3つのポジションがあり、通常はオートに設定されています。オートの機能としては、上昇中は概ね高度1万フィート(約3000メートル)まで点灯、下降中は高度が概ね1万フィートより下がると点灯するほか、急激な高度変化が起こった際にも点灯します。
また、スイッチは切り替えると、「ポーン」という音が鳴るようにできています。離陸の際は、一度、オートからオフにし、次にオンの位置へ動かすので、注意深く観察されると、「ポーン」という音とともに、いったんベルト着用サインの灯りが消え、もう一度「ポーン」という音がして、再点灯することに気付かれると思います。
その後、旅客機が上昇し、揺れの少ない安全な運航ができるようになった段階で、スイッチの位置をオートに切り替え、ベルト着用サインを消しています。
反対に、着陸態勢へ入る際には、オートの位置にあるスイッチをオンに切り替えます。そのため、「ポーン」という音は1回きりで、消えていたサインが点灯することになります。
ちなみに、昔、機内でタバコが吸えた時代の名残で、コックピットには「禁煙サイン」のスイッチもあります。現在、旅客機は常時、禁煙ですので、スイッチが「オフ」「オート」「オン」のどの位置にあっても点灯するよう、設定が変更されています。
最後に、シートベルトに関して、お客さまから、「サインが消えたら、ベルトはしなくてもいいんですか」と、よく尋ねられます。
航空機の写真 法律上、シートベルトの着用が義務づけられているのはサイン点灯中ですが、どんなに安全に注意していても、飛行中は予期せぬ“揺れ”が起こる可能性があります。そのため、シートベルト着用サインが点灯していない状況は、トイレなどの用事で座席を立つことができる時間帯とご理解いただき、着席時は常にシートベルトを着用されるよう、安全運航へのご協力をお願いいたします。