※類題【謎解き:ナポリタン】id:kuro-yo様作
http://q.hatena.ne.jp/1286111559
答えが分かった方も、コメント欄やtwitter、ブックマーク等でネタばれしないようにお願いします。
なお、このクイズの小説風の解答方法については、過去の問題も参考になると思います。
【リアルの謎解き・EAST END×YURIの「何それ」は何?】
http://q.hatena.ne.jp/1303017240
【謎解き・ツッコミ歌合戦・嘘はやめろよ!
http://q.hatena.ne.jp/1286732167
【謎解き:歌詞解釈クイズ】id:hacosato様作
http://q.hatena.ne.jp/1286380057
【謎解き・歌詞邪推クイズ・控えめな女性】id:Newswirl様作
http://q.hatena.ne.jp/1285338291
【謎解き・歌詞邪推クイズ・超ワガママな女性】
http://q.hatena.ne.jp/1284818866
「これは暗井陰樹君の歌ね。(← 勝手に名付けるな!)
あ、私は謎解きの楽野陽子と言います。
このクソ暑・・いやこの暑い真夏に、冬とか雪とか、
まるで北の哀愁漂う昭和の演歌みたい。
けど、これは絶対正反対で、実は“夏の歌”というのは過去類題を見るまでもないわね。
僕は“君”、地面に降りる雪は“空に上がる花火”のことね。きっと。
では他も反対にして、一気にいきますよ?♪」
僕は今まさに極寒の冬にいて → 君は遠い夢の中の夏にいて
雪が地面に降り積もっていく → 打ち上げ花火が空に消えてった
僕の爪は黒く汚れ → 君の髪の香りははじけ
くすんで地味なスーツ姿 → まぶしすぎる浴衣姿
いつもの退屈な平日の午後 → 胸がさわぐお祭りの夜
どこまでも僕はひとりぼっち → 人ごみの中はぐれそう
「どこかに消えよう」と足を伸ばし → 「はなれないで」と出しかけた手
靴を履いて歩きだす → ポケットに入れて握りしめる
僕は今まさに極寒の冬にいて
雪が地面に降り積もっていく
大人の僕は仕事をしてても → 子供のような君は金魚すくいをして
退屈すぎて心の渇きが癒せない → 夢中になって袖がねれている
また少し心が醜く汚れていく → 無邪気な横顔がとても可愛い
僕は好きでもない商品を売って → 君は好きな綿菓子を買って
憂鬱な気分でずっと彼方の → ご機嫌で少し向こうに
見えないライバルを追いかけている → 友だち見つけて離れて歩いた
僕は今まさに極寒の冬にいて
雪が地面に降り積もっていく
ディスコの中フロアに立って → 神社の中の石段に座り
くっきりとした光に包まれ → ボヤーッとした闇の中で
耳元で大音量がガンガン鳴ってる → 遠くに少しざわめきが聞こえた
導火線に水をぶっかけて → 線香花火にマットをつけて
ずっと1人で黙っていたけど → 色んな事を話したけど
人が嫌いだという事は伝わったらしい → 好きだという事は言えなかった
僕は今まさに極寒の冬にいて
雪が地面に降り積もっていく
僕は今まさに極寒の冬にいて
雪が地面に降り積もっていく
雪が地面に降り積もっていく
で、正解は言うまでもなく、
Whiteberry の『夏祭り』ですね。(作詞:破矢ジンタ)
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=65859
▽2
●
ハコサト ●450ポイント ベストアンサー |
♥「解読できた? 私の黒歴詩」
♠「『僕は今まさに極寒の冬にいて…』ってやつでしょ。ぜんぜん分かんない。
てか黒歴詩って何?」
♥「私が中学ぐらいのときに書いてた詩だよ。これはそうねぇ、中1の夏の片思いの詩だわね」
♠「よく公開する気になったね」
♥「ここまでぶっ飛んでると、もはや恥ずかしくも何ともないわ」
* *
♠「それにしてもさ、夏の歌だったら色々つじつまが合わなくない?」
僕は今まさに極寒の冬にいて
雪が地面に降り積もっていく
♠「『極寒の冬』だの『雪』だの、季節感が正反対じゃん。今の時期にする話としては…あやしい…」
♥「じゃ、言葉をひっくり返してみればいいじゃない。『僕』の反対は?」
♠「『君』かなぁ…」
♥「『今まさに』の反対は?」
♠「『過去?だった』的な?」
♥「『極寒の冬』だと?」
♠「『真夏』だよねぇ」
♥「つまり、1行目を全部反対にすると、どうなる?」
♠「『君は、むかし真夏にいた』みたいな? 分かんないなぁ…」
♥「2行目の方がカンタンかも。2行目はどう?」
♠「『雪』の反対は…夏だから『雷』とか? で『地面』の反対は『空』。
『降り積もっていく』の反対は『上がって消えていく』…あっ!」
♥「分かった?」
♠「『空に消えてった打ち上げ花火』…!! Whiteberry『夏祭り』だ!!」
♥「ご名答♪ 続きはMEI-ZA-YUさんが書いてくださっているので、そちらをどうぞ」
* *
♠「でもさ、言葉の意味をひっくり返しても、思うほど変化ってないものなんだね」
♥「どういうこと?」
♠「言葉のひとつひとつをひっくり返していっても、文全体の構造は変わんないっていうか。
たとえばさ、3番のAメロあるじゃん?」
ディスコの中フロアに立って
くっきりとした光に包まれ
耳元で大音量がガンガン鳴ってる
♠「ちなみにこれに対応する『夏祭り』の歌詞は、こんな感じ」
神社の中 石段に座り
ボヤーッとした闇の中で
ざわめきが少し遠く聞こえた
♠「これってさ、まとめるとこんな感じになるよね。ほら、構造おなじ」
[ディスコ/神社]の中 [フロア/石段]に[立って/座って]
[くっきり/ボヤーッ]とした[光に包まれ/闇の中で]
[大音量/ざわめき]が[耳元で/少し遠く][鳴ってる/聞こえた]
♥「なんか私の思考が読まれてるみたいでフクザツな気持ちだけど、まぁ、そうね」
♠「最後の部分だけ語順が入れ替わってるけど、それでも基本のカタチは同じだよね♪(ドヤァ」
♥「ま、あえてカタチを変えたとこもあるけどね」
* *
ところでさ、私カタチ揃えるつもりだったのに、どうしても合わなかったとこがあるんだ。分かる?」
♠「えっ…? ど、どこだろ?」
♥「その次の連の、最後の行だよ。この詩でいちばんだいじなところ」
人が嫌いだという事は伝わったらしい
♥「ここんとこだよ」
♠「『夏祭り』だと…」
好きだって事が言えなかった
♠「こうなってるとこだね」
♥「私は『好き』を『嫌い』に書き換えるときに『人が嫌い』って風に『人が』を補わざるを得なかったの」
♠「補わないと、変だもんね。『嫌いだという事は伝わったらしい』だけだと、なんのことか分かんないね」
♥「でしょう? 『嫌い』を表すときには対象をはっきり言わないと伝わらないのに、
『好き』を表すときには単に好きって言うだけで“相手のことが好き”だって分かるの」
♠「なるほどね」
♥「つまり私たちが使ってる日本語は、『嫌い』よりも『好き』を伝えやすいようにできてるのよ」
♠「すごい。考えたことなかった」
♥「ねぇ」
♠「どうした?」
♥「好きだよ」
♠「だれを?」
♥「……」
♠「……」
♥「うっさい! とぼけるんじゃない!(ボコッ!ボコッ!)」
♠「わわわ! じょ、冗談だよ! 許してよ!!」
????????謎解き・歌詞ナポリタン・極寒の平日・解答編????????
B美はあっさり答えた。
B美「1990年に発表されたJITTERIN'JINN(ジッタリン・ジン)、もしくは2000年にWhiteberryがカバーした、『夏祭り』の歌詞を逆にしたものね」
B美は歌詞の横に「夏祭り」の歌詞を書いていった。
極寒の平日 → 夏祭り
僕は今まさに極寒の冬にいて → 君がいた夏は遠い夢の中
雪が地面に降り積もっていく → 空に消えてった打ち上げ花火
僕の爪は黒く汚れ → 君の髪の香りはじけた
くすんで地味なスーツ姿 → 浴衣姿がまぶしすぎて
いつもの退屈な平日の午後 → お祭りの夜は胸がさわいだよ
どこまでも僕はひとりぼっち → はぐれそうな人ごみの中
「どこかに消えよう」と足を伸ばし → 「はなれないで」出しかけた手を
靴を履いて歩きだす → ポケットに入れて握りしめていた
僕は今まさに極寒の冬にいて → 君がいた夏は遠い夢の中
雪が地面に降り積もっていく → 空に消えてった打ち上げ花火
大人の僕は仕事をしてても → 子供みたい金魚すくいに
退屈すぎて心の渇きが癒せない → 夢中になって袖がぬれてる
また少し心が醜く汚れていく → 無邪気な横顔がとても可愛いくて
僕は好きでもない商品を売って → 君は好きな綿菓子買って
憂鬱な気分でずっと彼方の → ご機嫌だけど 少し向こうに
見えないライバルを追いかけている → 友だち見つけて 離れて歩いた
僕は今まさに極寒の冬にいて → 君がいた夏は遠い夢の中
雪が地面に降り積もっていく → 空に消えてった打ち上げ花火
ディスコの中フロアに立って → 神社の中 石段に座り
くっきりとした光に包まれ → ボヤーッとした闇の中で
耳元で大音量がガンガン鳴ってる → ざわめきが少し遠く聞こえた
導火線に水をぶっかけて → 線香花火マッチをつけて
ずっと1人で黙っていたけど → 色んな事話たけれど
人が嫌いだという事は伝わったらしい → 好きだって事が言えなかった
僕は今まさに極寒の冬にいて → 君がいた夏は遠い夢の中
雪が地面に降り積もっていく → 空に消えてった打ち上げ花火
僕は今まさに極寒の冬にいて → 君がいた夏は遠い夢の中
雪が地面に降り積もっていく → 空に消えてった打ち上げ花火
雪が地面に降り積もっていく → 空に消えてった打ち上げ花火
F吉とD菜は感心した。
F吉「いつもB美、ホントにすごいよな!」
D菜は知りたがった。
D菜「ねえ、いったいどうやって正解がわかるの?」
B美は恥ずかしそうに答えた。
B美「今回は少しズルさせてもらったの。出題者側の心理に立てば、『誰かにカバーされてヒットした曲は、いろんな世代の人が知ってるから、出題のネタにしやすい』でしょ? そんな曲、かなり限られるから」
??????謎解き・歌詞ナポリタン・極寒の平日・解答編・終わり??????