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エジプトの内乱と、日本のガソリン高の因果関係は?

●質問者: torimaki
●カテゴリ:経済・金融・保険
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 2/2件

▽最新の回答へ

1 ● seble
ベストアンサー

昨日も大衝突があったようで、当然に大いに影響しています。
大規模デモが6/30にあったようで、この辺りを内乱の始まりとみるとちょうどwtiも上昇を始めています。
http://www.fuji-ft.co.jp/chart/0n-genyu/main.htm
この2ヶ月ほどで、95→105ドル程度と約1割強の上昇。
ただ、日本の原油価格はもうちょっと低いです。1割未満。
http://www.fuji-ft.co.jp/chart/genyu/main.htm
ガソリンの上昇率もほぼ同等です。
http://www.fuji-ft.co.jp/chart/gasorin/main.htm
ここは為替の変動が効いています。
3月頃の方が円安だったので高めでしたが、最近乱高下で少し円高傾向なのでドルベースほどには上がっていません。
逆に3月頃はwtiはそこまで高くはなかったという事でもあります。
国際商品の国内価格は常に為替に影響されますので、それだけ複雑になります。
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=USDJPY=X


2 ● owada

ガソリンの価格決定要素は
・原油価格の推移
・ガソリン需要
・原油輸入の状況
・税金
・為替レート
というところでしょうか。この中でエジプトの内乱により日本の輸入原油にどれくらいの影響が出るかということをおしりになりたいのかと思います。
エジプトということでのリスクは計り知れないということになってしまいますが、
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2012energyhtml/2-1-3.html
こちらを見る限り、中東への依存度はかなり高い。
私も「なんで電気自動車へのシフトを急ぐのか」という疑問がわきましたが、電力発電は石油発電が主力ではないということがその理由なようですね。
http://www.yonden.co.jp/life/kids/teacher/datashu/sigen10.html

・原油価格の推移は需給バランスで変わると思いますので様々な要因があると思います。
代替エネルギー(天然ガスなど)
発展途上国の経済成長率
・短期的な需要と中長期価格の価格差による周期変動
・ガソリンは石油を精製した一部でありますから、
ディーゼルにはガソリンは不要ですのでディーゼルの普及はガソリン価格にはマイナス
の効果があるハズです。
日本・アメリカはディーゼルはあまり普及していませんので。
・3ヶ月の備蓄があるのですぐに問題はおきませんが、台風などの気象要因でタンカーの
到着が遅れることが石油価格に影響を及ぼす場合もありますね。
これはエジプトの内乱の影響は0ではないかもしれません。
・為替レート
これは一番きいてくると思いますが、エジプトの内乱と日本円の関係
主に石油の決済はドルだと思いますので、
ドル円がどう変わるか。
もっとも、為替ヘッジをするのと、契約はかなり長期にわたったものとなって
いるはずなので、短期的な影響はあまり出てくるものとは考えられません。

現在、日本のガソリン価格が高騰しているのは一次的なガソリン需要の拡大と、
円安局面で調達したガソリンが市場に出回っているというタイミングによるも
のと考えるのが自然かとは思います。
エジプトの地政学的問題でスエズ運河が封鎖とかありましても原油輸送には
影響はでませんし、周辺国への影響というリスクはありますが、現時点でそ
のような危惧がなされていないということですと、石油価格への影響は、
除外するのが妥当かとは想像します。

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