罹患経験者&素人学習者としての意見です。専門家ではありません。治療薬についてもSSRIくらいしか知識が無いです。
> 治療薬と自殺の関係について、信頼のおける根拠URLとあわせて回答をお願いします。
「信頼のおける」「根拠URL」が微妙ですが、手持ちの知識で大雑把な解説してみます。
> うつ病患者の自殺が多いのは治療薬のせいなのでしょうか?
うつ病そのものに自殺企図を誘発する原因があり、治療薬を飲まなければ自殺しないという事にはなりません。
さすがに『うつ病患者の自殺が多いのは治療薬のせい』という理屈にはならないでしょう。
しかし薬そのものの副作用によって自殺企図が起こるという話もあるそうです。
うつ病でない健康な人にむやみに処方する場合に限れば、「治療薬のせい」だけで自殺する可能性はあるかもしれません。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%B8%E6%8A%9E%E7%9A%84%E3%82%BB%E3%83%AD%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3%E5%86%8D%E5%8F%96%E3%82%8A%E8%BE%BC%E3%81%BF%E9%98%BB%E5%AE%B3%E8%96%AC
で、ここから“大雑把な”解説になるのですが
うつ病 → 脳内の信号伝達能力の不調
SSRI → 脳内の信号伝達能力を結果的に増加させる薬
で、それを筋肉的な話でたとえるなら
うつ病 → 筋力低下や筋肉損傷(使用すると痛む等)
SSRI → パワードスーツ
に相当します。
パワードスーツは弱った体をサポートし日常生活の助けとして非常に有用な代物ではありますが、もし『パワードスーツの力のみに頼り日常生活を行う』とすると、運動負荷が少ない為に弱っている筋力がさらに弱まっていきます。
最終的に筋力回復を目的とするのなら、パワードスーツに頼るだけではなく少しずつ運動しリハビリしていくべきです。
うつ病の治療でも
初期:それなりの量を服薬し脳の機能をサポートし、ストレスから距離を置く
↓↓↓
後期:脳の機能の回復に合わせて服薬量も減らし、軽いストレスから慣れていく
という風に治療内容も変化していきます。
これが「服薬量が初期(の多い量)から変わらずいつまでも一定」だったり、逆に「過剰に服薬」していくと、脳の機能が一定ライン以上回復しなかったり、逆に低下していったりします。
脳の機能低下はつまるところ「うつ病の悪化」であり、当然「自殺企図の増加」にも繋がっていきます。
だから『うつ病の治療薬は、医師の指示を守らなかったり過剰に服用すると自殺願望を強めてしまう』という事なんですね。
SSRIをはじめ、過剰摂取または突然の断薬が非常に危険な薬物は多く存在しますので、素人判断で薬を扱う事は厳禁です。
・24歳以下がSSRI等の抗うつ薬を服用した場合
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%97%E3%81%86%E3%81%A4%E8%96%AC
・用量用法を守らない
・医師の指示を守らない(特に,断薬の際)
・うつ症状が改善し,現実とギャップを感じた場合
上記の3項目は,精神科医に教えて貰いました。
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sakrambom ●100ポイント ベストアンサー |
英語のレポートになりますが、「SSRIや他のうつ病治療薬は、自殺願望のリスクを高める」と結論づけているものがあります。
http://www.fda.gov/downloads/Drugs/DrugSafety/InformationbyDrugClass/UCM173233.pdf
アメリカ食品医薬品局(FDA)のレポートですので、信頼のある根拠になるかと思います。
アメリカ食品医薬品局(FDA)とは(Wikipediaより):食品や医薬品、さらに化粧品、医療機器、動物薬、玩具など、消費者が通常の生活を行うに当たって接する機会のある製品について、その許可や違反品の取締りなどの行政を専門的に行うアメリカ合衆国の政府機関である。
http://www.fda.gov/
英語版のWikipediaでも、子どもと青年期では、SSRIが自殺行動のリスクと関連があり、大人ではその関連は不明瞭であると記述されます。
Several studies have found that SSRI use is related to a higher risk of suicidal behavior in children and adolescents.
...
It is unclear whether or not SSRIs affect the risk of suicidal behavior for adults.
Selective serotonin reuptake inhibitor - Wikipedia, the free encyclopedia