昔の家の壁は土でしたし瓦屋根の下も土でした
竹を編んだ上に土を固めていたのです
土は水に弱いので漆喰というもので保護します
瓦の隙間に見える白い部分が漆喰です
土と漆喰の組み合わせは適度に空気を通し調湿してくれます
柱や梁が腐るのを防ぐ役割も持っているのです
水に強い接着剤などを使ってしまえば楽ですが湿気を排出できなくなります
湿気を排出できなくなると木が腐って家の寿命を極端に縮める原因になります
最近の建築物で換気扇を回しっぱなしにするのは湿気対策でもあるわけです
漆喰の主成分である消石灰は雑菌やウィルスの繁殖も抑えます
病気やアレルギー対策にもなっています
ざんねんながら土と漆喰の組み合わせに代わるものはいまのところまだないです