10回くらいｻｰｸﾙ参加しました｡

｢作品を見てもらいたいならば､今ならﾈｯﾄを使った方が多くの方に見て貰えるはずです｡｣
という考えもありますが､私の書く内容は｢読む人を選ぶ｣ものであり､それ以外の人の目にふれても､魅力が通じないばかりか､いやなもの､わざとらしいもの､奇妙なものととらえられます｡
また､わたしの書くものは､漢字が多めで､高年齢者の通好み向けですが､そのような高年齢で同人誌を読む方は､同人誌を昔から買う習慣がある方で､紙で読むほうがなれており､ｽﾏﾎをもっている(つかいこなしている)率がすくないです｡(若い読者さんも居ますので､ｺﾐｹとｵﾝﾗｲﾝで両方出会いのﾁｬﾝｽができるようにしていますが､年齢確認が必要な内容は両方有料です｡ｶｰﾄﾞ支払いができる人は成人と見なしています)
さらに､棲み分けという理由で｢わざわざさがしにこないと目にとまらないような状態になっている｣ものなので､ｺﾐｹのような大きな場で特殊な好みの人をおたがいに見つけ合う同窓会が大事です｡

｢お客さんと直接話ができるからでしょうか｡
他ｻｰｸﾙとのｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝを楽しむためでしょうか｡
それとも一種のお祭りとして楽しみたい､ということでしょうか｡｣
このどれにもあてはまります｡ただし､ｺﾐｹは最大のｲﾍﾞﾝﾄだけに3日間にわかれてしまっており､
個人が希望しても抽選で出場できないことがあったり､商業ﾌﾞｰｽへの過熱したﾌｧﾝの徹夜行動､ｱﾆﾒ放映の追随が遅いため実情と違う表示がある…など困っている部分もあります｡

わたしのｻｰｸﾙでは本は1回出したものはおよそ10冊ほど売れます(｢新刊｣状態)｡
そのあとﾛﾝｸﾞﾃｰﾙ？で売れ続け､5年かけて50冊売れたものがあります｡
印刷原価以上にすると高いと見なされるためほとんど売れません｡
(ただ安ければいいものではないです｡
ｵﾝﾗｲﾝで無料で読めるものは､ﾎﾞﾘｭｰﾑが少ない､練り込みがわるい､
印刷してみるとﾎﾞｹﾎﾞｹなど､情報量が確実に少ないことは､客観的事実です｡
普通の萌え絵画像ｱｯﾌﾟﾛｰﾄﾞｻｲﾄが20KB程度の一枚絵で､印刷用入稿ﾃﾞｰﾀは1枚2ﾒｶﾞ以上､り､小さめの表紙で30ﾒｶﾞﾊﾞｲﾄ､分厚い同人誌一冊になるとｷﾞｶﾞﾊﾞｲﾄになることからもわかります)

無料ﾍﾟｰﾊﾟｰ(近況を書いたり､ｼｮｰﾄｽﾄｰﾘｰを載せたり)は1度に30枚くらい用意して配ります｡
ｺﾐｹ出場代金7000円､往復の交通費はすべてもちだしつまり｢赤字｣です｡
通算60万人にも及ぶｺﾐｹ参加者のなかで､自分とｾﾝｽの合うごく一握りの方との
つながりをつくる年に2回しかない機会､また､自分に締め切りをつくって思い切り創作をする機会を､お金で買っている…という意味で納得しています｡

どうやれば同人誌でお金を儲けられるかもいろいろ見知っていますが､自分の好みでもないことに今からがんばれるほど若くないです｡
いずれそれでお金をもらって職業にしていく人たち(漫画家･ｱﾆﾒｰﾀの卵または当人さんたち)とは別のﾚﾍﾞﾙの参加者が大多数です｡

同人活動について 現在私は中二で､この前､ﾋﾟｱﾌﾟﾛのｺﾗﾎﾞ活.. - 人力検索はてな
始めて同人誌を作るのですが､ｺﾋﾟｰ本を作りたいと思っています.. - 人力検索はてな
たとえばこのような海とも山ともつかぬ状態で｢自分の表現を見て欲しい情熱｣だけはある人が多いです｡