(1)角川文庫の『時をかける少女(新装版)』と1976年に出版された旧版は、表紙以外は同じです。
どちらにも「時をかける少女」のほか、「悪夢の真相」「果てしなき多元宇宙」という短編が収録されています。
(もしかすると、巻末の解説が違うかもしれませんが、そこまでは確かめていません。ごめんなさい)
角川書店のサイトによれば、旧版は「品切れ・重版未定」となっているので、新品の旧版(表現がまぎらわしいな)を購入するのは難しそうです。
Amazonで買える旧版も古書だと思います。
(2)Amazonの検索画面で新装版と同じ表紙絵が表示されるけれども、新装版と書いていないのは、Kindle版(電子書籍)です。
(おまけ)
現在書店で入手できる『時をかける少女』はもうひとつ、角川つばさ文庫があります。
角川文庫よりちょっと縦長サイズです(縦17cmくらい)。
表紙やイラストがラノベっぽいですが、「時かけ」の本文は角川文庫のものと同じです。こちらは「時をかける少女」のほか、「時の女神」「姉弟」「きつね」というショートショート(かなり短い話)が収録されています。