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朝霞(あさか) ベストアンサー |
40代半ばの女性です。反復性という長期タイプのウツ病とBPDです。
自分の心のバランスがおかしくなったのは父が病気で急死した高校生からだったと思うのですが、あの頃はウツ病の社会的認知度は低く、自分がおかしいと言うのが分かりませんでした。辛い、でも、どうすればいいか分からず20代半ば近くまで放置していました。
その後、当時存命だった母の協力もあり、間断あけつつも投薬とカウンセリングの治療をし、今も続けていますs。
結婚はしましたが、やはり仕事や家事が出来ず、他にも辛い出来事があって症状が悪化。治療に専念するため離婚して、今は一人で暮らしています。
1)世界に自分は一人。他の誰とも比べることは出来ない
ブログなどをやって長いのですが、ウツ病等精神病について触れる時、精神病ではない人と比較してはいけないと書いています。周囲にもそう話しています。
精神病では無い人から見れば、5?6割もしっかりしてないと見られるかもしれないけれども、ウツ病の自分にとっては10割、100%の人生なんだ、ということです。自分はこれを「人生六分の計」と呼んでいます。
フルタイムで働き、家事を毎日しっかりこなし、子供を産み,育てる。
それが自分には出来ないんです。病気だからです。
ウツ病やBPDである自分を受け入れるには非常に長い時間が掛かりました。一時は断薬したいとまで考えましたが、自分の症状はそれをゆるさず、治療開始が遅かったこともあり、一生通院し、一生薬を飲み続けることでいいと今は思っています。なぜなら、自分は病気だから。
自分は高血圧でもあり、降圧剤を飲んでいます。それと同じ事なのだと。
2)では、何も出来ないのだろうか? 幸せにはなれないのだろうか?
症状の悪化によって離婚し、治療と療養生活に専念しています。今の居所の大阪は郷里ではなく、うるさくて,人が多く、自分が思う自然というものが何も無い悲しい街です。
明日の自分の精神状態さえ分からない状態ですから勤務することは出来ませんし、約束事はほぼ出来ません。外出恐怖のため、通院と最低限の買い物以外殆ど家に居ます。区の福祉サービスを利用し、窓口で色々と相談しながら静かに生活しています。
ですが、こうやってネットを通じて多くの方に語りかけたり、読書をしたり、考えたり、お金がかからぬ程度にヲタ趣味を楽しんだりしています。
BPDゆえ、人と接することは大の苦手というか忌避している事ですが、文化や歴史について学ぶことは大好きで、読書などをして知識探求の旅をするのが自分の喜びです。
辛い外出ですが、近所の家のプランターの花が咲いているのを見たり、野良猫とにらめっこしたり、「小さな楽しみ」を探す努力をすることで、辛い気持ちを相殺して動いているのです。
そして、自分の幸せというのは、そういう「小さな幸せ・喜び」を指折り数えることだと思っています。仕事で成功するとか、家を購入するとかいうビッグな幸せは他の人に任せちゃいました。
自分は、自分だけの幸せを探せば良いんです。
精神病患者でない人を基準にして「出来ない」と考えてしまえば不幸でしょう。しかし、持病を持っている人間であるゆえ、「人生六分の計」に従って生きている。だから自分は不幸じゃ無いと胸を張って自分は言う事が出来ます。
3)出来た事があったら、自分を褒める
ウツ病患者だって生きている。生きて、何か少しでも動けば、何かが起こるのです。
何も出来ないと嘆いてばかりでは無く、「こんな自分でも出来ることはあるか?」と探したり考えたりしてみてください。
天気の良い日に洗濯が出来た。それだけでもいいんです。自分を褒めてあげて欲しいと思うのです。
本を一冊読み、感想をブログやノートに綴ったりする。
四季の風景を楽しみ、スマホで撮影してみたりする。
動物たちが苦手で無ければ、猫カフェなどにいってみる。
何か一つでもいい、出来た事があれば、ノートに書いてみて下さい。
一年振り返れば、きっとノート一杯に「出来た事」が綴られているはずです。
今の自分の担当医のアドバイスのひとつに「ネガティブ・ポジティブといった考えを捨てましょう」というのがあります。
自分の症状に合わせた生き方をする事。辛い時に休養したり、療養するのは病気なので当然、自然であるということ。
このアドバイスで、やっと自分は安心して休むことができるようになりました。
生きていく為には色々と必要なものがあります。しかし、質問者さんご自身の症状に合った生き方を探すことは可能だと自分は思います。
福祉サービスを最大限利用し、担当医とよく相談して見て下さい。
決してご自身を嫌いにならないで下さい。大変だと思いますが、工夫と知恵と、物の見方考え方を変えることで、質問者さんの日々が少しで良くなることを心から祈っております。
私も2女が自閉症で知的障害で、自分自身もいろいろ思い当たることはあります。別の方が書かれていることに私も賛同します。ただあなたがほんとに悩んでいて 別の方が書かれていることを納得できるかはまた別ですものね。今の現実社会があなたを受け入れるかは いろいろありますが、私は2女のためにもあなたや私のためにも、少しでもがんばります。お互いがんばりましょう。ほんとは現実社会の方ががんばるべきなのですが。