軒先で垂木の先端を隠す役割を果たす板を鼻隠し板(略して鼻隠)と呼びます。切妻の妻は軒先ではなくケラバと呼び、ケラバに付けられる板は風や水、火などから守る役目があり破風板(略して破風)と呼びます。寄棟に妻はありませんので、すべて鼻隠しに分類されます。広小舞は垂木の先端上部に取り付けて野地板の端になる部材です。鼻小舞は広小舞の方言らしいのですが、よくは知りません。