何に使うかだと思います。
液晶画面で「美術作品を見せる」ことを前提に色づくりをすればそれまでの話ではないでしょうか?絵の具の色はどうですか?という質問と同じだと思います。気に入る色のモニターを使うだけ、不満ならば使わないだけだと思います。
そんな中で、写真は紙焼きに限るとかいいながら、展覧会会場で光沢紙を壁に画鋲で貼り付けて、ライティングが印画紙に当たってしまってよく見えなかったり、神がたわんでしまっていたりなんてこともありますから、それに比べれば平面性の高いディスプレイはいいものなのかもしれません。照明器具の色温度によって対象物の色が変わってしまうことと比べると、しっかり色温度管理された状態の液晶ディスプレイと比較してどちらがいいかと言われると、液晶ディスプレイはいいという選択肢になってしまいます。
もちろん、プラズマディスプレイ、有機ELが優れているという議論もありますが、その色とて劣化による色落ちがありますし。
美術関係ではないですが
ディスプレイの調整
印刷業などで液晶ディスプレイをつかうときは、キャリビュレーションを行い、なるべく色ズレがおこらないように表示させます。
また、有名な話ですが、CMYKとjpgでは色の範囲が違うため、蛍光色を含むjpgファイルは液晶上では美しく見えます(初音ミクのファン絵など)が、それをそのままCMYK色空間である印刷物にすることはできません。そのため、正規版フォトショップにはあらかじめ色域警告機能があります。印刷では再現できない色をつかっちゃってますよと教えてくれるわけです。
逆にいえば液晶は色空間は印刷物より広いですよ。ただし、沈んだ色はなかなか区別がつかなくなります。漫画でいうトーンの色がみわけがつきづらいため、使いづらいといえば使いづらいです。
私は写真を見るのにハードウェアキャリブレーションで液晶を調整していますが、どうしても感覚上の「ずれ」はありますね。
また、粒子が粗いのは補整しようがありませんが、これが色の感覚に微妙に影響します。
蛍光灯バックライトとLEDバックライトでも違う。
LEDの方が、型が新しいせいもありますが、シャープな印象です。
液晶はメーカーによってぜんぜん色が違う。
ディスプレイ設定でも全然違う色になって何が正解なのか分からない。
印刷と同じ色にしたい人はキャリブレーションという機械を使って補正させて使っている。
一般人は印刷物と同じ色で液晶ディスプレイを見ないと仕事に支障が出るというわけではないので気にしていないようだ。カメラマンとかデザイナーとか印刷物が仕事じゃない人には関係ないね。
僕はシネマモードを使ってるけど,画像編集ソフトでいい雰囲気にしたのに他人に送って,相手がどんな色で見ているかは分からない。印刷物を提出する人しか色を補正しても意味はないと思う。
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