このクイズの回答方法については、過去の問題を参考にしていただければと思います。
答えが分かった方も、コメント欄やtwitter、ブックマーク等でネタばれしないようにお願いします。
またいつもどおり、小説風回答歓迎です。
http://q.hatena.ne.jp/1400504972 ニッポンのイメージダウンフード 222さん原案・lionfan2編
http://q.hatena.ne.jp/1399040599 ニッポンの悲劇的な役職
http://q.hatena.ne.jp/1375089952 ニッポンの伝統のドール
http://q.hatena.ne.jp/1374476099 ニッポンの伝統のグッズ
http://q.hatena.ne.jp/1369538017 ニッポンの伝説のゲーム
http://q.hatena.ne.jp/1357488272 ニッポンの伝説のダンス
http://q.hatena.ne.jp/1346141930 ニッポンの伝統のフード grankoyama様作
http://q.hatena.ne.jp/1346009507 ニッポンの伝統のフード
http://q.hatena.ne.jp/1339511191 ニッポンの伝説のレジャー
http://q.hatena.ne.jp/1334497733 ニッポンの伝説のフード
http://q.hatena.ne.jp/1333979251 ニッポンのゲーム
B美「今回もヒントたーっぷりなのですぐに解っちゃったわ!それじゃあ 懐メロから。
♪うえを むぅーいて あーるこう うぉ うぉ うぉ・・・」
F吉「それは “スキヤキ”やー!(ちょっと近いけど・・・)」
B美「ツッコミも早いわねw でもスキヤキ “ダイスキ”」
F吉「それもちょっと近いし」
D菜「惣菜と言えばワタシでしょ。何しろ家族みんな大の惣菜好きで、“DAISUKI 惣菜” 略して “D菜”と名付けられたんだから!」
F吉「ホンマかいな・・・実際アレは惣菜じゃないけど・・・」
D菜「とにかく話聞いてよ。懐メロじゃなくて懐バナ(懐かしの話)。私 惣菜の中でも特に“海の幸”が好きなの。
それで幼稚園の頃 お祭りに行った時、屋台のイカ焼きを見つけて即おねだりして買ってもらったの 焼きたてのイカはすごくおいしかったわ」
F吉「それで?」
D菜「今度はタコ焼きを見つけて買ってもらったの。けど、タコは形だけで、本物は中に小さい切れ端が1個入ってただけだったのでガッカリしたの」
F吉「それからどしたの?」
D菜「次に見つけたのがタイ焼き。でもそれは見ただけで魚の鯛じゃないのは分かったわ。一応買ってもらったけど」
F吉「うん、でもそれは “鯛焼き” だからだよ。 本物の魚のほうは “焼き鯛” これ豆な」
D菜「豆と言えば小豆。アンコは甘くてとってもおいしかったわ」
B美「じゃあ、もう答えと解説もお願い」
D菜「答えは“タイ焼き”!けどタイ(鯛)と言っても鯛は全く入っていません。まさしく羊頭狗肉!
惣菜ではなくて、おやつです。鯛は高いけど、タイ焼きは安いです。
海でとれる鯛じゃなくて、畑の小麦(粉)や小豆(餡)が原料です。塩辛くはなくて、アンコが甘いです。鯛は赤いけど、タイ焼きは黄色・・
F吉「もういいよ。それ以上言わなくてもみんな解かってる」
D菜「じゃあ 曲もコレしかないけど・・・」
F吉「日本で一番売れた曲だもんね」
全員「せーの! 『およげ!たいやきくん』!!」
J尼「ヤッパリ ヒント 多カッタデスカ?『ギリギリ! ジャパン・ガイド』ニヨルト タイヤキモ 今ハ 色ンナノガ出テルヨウデスネ。
白クテ中身ガ、カスタードクリームヤ、チョコレートナド・・・ ソレヲ問題ニシテタラ モット難シクナッテマシタネ」
Ooh man, dig that crazy chick
Who wears short shorts ...
タ「毎度おなじみ、流浪の番組、タ○○倶楽部でございます。今日は、ここ人形町にお邪魔しております」
な「いやあ、暑いねえ。こういうときは旨い肴をアテにして、冷たいやつをキュゥっと一杯やるのが…… おおっと!」
タ「いやいや、さっきからスタンバってて、暑い、暑い、って文句言ってたじゃない」
な「いや、なんか旨い肴を食わせてくれる番組があるって噂を聞きつけて、この暑い中をはるばるやって来たんだけれども」
タ「毎度のこととは言え、その白々しい小芝居はどうにかならないもんかねえ(苦笑)。呼ばれてきたんでしょ?」
な「まあ細かいことは置いておくとしてだ。なんか、お久っ、って感じは気のせいかな?」
タ「もー、けっこう酒臭いよ。始まる前にどれくらい飲んだの?」
な「美味しくいただける程度に体をあっためるくらいしか、飲んじゃあいません。で、食べさせてくれるかなー?」
タ「……」
な「もー、付き合い悪いなあ、タ○さん。この下町感たっぷりの店先で、どれほどの美味しいものを食べさせていただけるのかと」
タ「分かった、分かった。さっきから焼いてるってよ」
な「やっぱりアタシらがやるよりも、プロに任せた方が上手に焼ける。そういえば、今日、来てるのアタシだけ?」
アナ「そうなんです。いろいろと都合がありまして……」
な「そうだね、そうだね。食材で予算を使い切っちゃってとか、そういうことですよね。とりあえず、乾杯しとく? おねーさーん! ちょっと、おねーさーん!」
アナ「さっそくですが、あちらの回答席の方へ」
な「何だよ、回答席って。えー、クイズぅ? アタシとクイズって相性悪いの分かってるじゃない」
タ「飲み過ぎなきゃ良いんだよ。それと構成は作家に任せる」
アナ「では、早速ですが目隠しをしていただいて ――― さあ、行きましょう。『第一回 酔っ払いの舌は、果たして信用できるのか、大検証!』 お酒に強いお二人ですから、まずは多少 呑んでいただくということで、乾杯から」
な「分かってるねえ。乾杯!」
タ「良いけどさ、ずいぶんとハンデついちゃってるんじゃない?」
な「いやいや、少し口を湿らせておいた方が、味がよく分かるというもの」
タ「最初に呑むのに、目隠しが要らないってことに気が付かない程度には酔っぱらってる、と」
な (ADが立ち話をしてるのを聞いちゃったのよね。絶品のタイを焼いてどうのこうのとか。後は、美味しく飲んで食べて、ちょっと盛り上げれば良いだけの楽な回なのよね)
ア「空きっ腹で飲み続けるのもなんですから、そろそろ料理の方をご用意したいと思います。お二人とも、目隠しは大丈夫ですか? 見えてませんよね」
ア「まずは、匂いから。熱いので、顔を近づけすぎると火傷をするかもしれないので、お気を付けください」
な「くんくん。あー、この芳醇な香り……」
タ「うん、旨そうだね」
な「これは、長崎か、それともやはり瀬戸内か。ご飯のお供も良いけど、あたくしはこれをアテにチビチビとやるのが好きでねえ」
タ「何でも行けるもんね」
ア「作るのはそれほど難しくなさそうですが、材料のこともありますし、ご自宅で作られる方はあまりいらっしゃらないかと」
な「そうだねえ、あたくしもときどき自分で焼くけど、汚れたり後片付けが面倒だからね」
タ「へぇ、こういうのも作るんだ」
ア「では、味の方を試していただきます。手づかみで行きたいところですが、目隠しをしていることもありますので、ADに箸で口まで運んでもらいます」
な「手づかみ! 豪快だねえ。早く目隠しを取って、かぶりつきたいものだねえ」
な「ふぅふぅ。っと、この絶妙な塩加減が、あっちっち ――― 塩加減?」
タ「鋭いねえ。そう、塩加減が大切なんだよ、旨いやつは」
ア「触ってないので、形をどう判断するかが難しいと思いますが、○ぎらさんはお分かりになりましたか?」
な「え、えーと、赤くてしょっぱくって、おめでたい感じのを想像してたんだけど、違うよね……」
タ「酔っぱらってるのか、鋭いのかよく分からないな」
ア「○モリさんはお分かりのようですので、お二人とも目隠しを取ってください」
な「何よ、聞いてた話と違うだろうよ」
タ「聞いてた話って?」
な「いや、それはこっちの話なんだけれども……」
(別コーナー)
な「あたくしは、こういうのが食べたかったの!」
な「極上の鯛を焼いて食べさせるって聞きつけて来たのに」
タ「いや、生地の小麦にも、あんこの小豆にも、結構こだわってる良いものらしいよ」
な「日本で一番売れたシングルレコード歌手をバカにしてるんじゃないのー!」
タ「いや、あんたが歌ってたのは、B面の方で」
な「☆◎♪Юχー◇ЙЩ・・!」
タ「あ、タイ焼きって落ち? お後がよろしいようで。では、また来週」
ヒット曲の真実
§1 1975年のお茶の間
「ねえママ。ユミ、このうたうたいたい。」
「歌えばいいじゃない。」
「むつかしいからうたえない」
「じゃあ歌わなけゃいいじゃない」
「やだ。うたいたい」
「じゃあ歌えば」
「やだ。教えて」
「なに、そんなにむずかしいの」
「うん」
TVからはテンポのゆるい単調な曲が流れてくる。
画面には、ヨットが数艘のんびり海を渡っているのが見えている。
下には歌詞が出ている。が、
「ユミは読めないわよね、これ」
「うん」
「えーと、五台でもロ」
「もうしちめんちょう」
「あら、蜂は七匹なのね」
「うたってよ」
「10はどうなの?あらイチゴ」
「もう」
「面白いわねこれ。ものの数え方って、覚えなくちゃいけないし」
「ねえぇ、おしえてよぉ」
「わかったわユミ。レコード屋さんに行きましょう」
「うん。行く」
「歌詞メモするより、レコードの歌詞カード見た方が早いし。勉強にもなるわね」
こうして、”いっぽんでもにんじん”は世のお母さんと子どもたちのハートをがっしり掴んだ。
しかし、意外に複雑な歌詞が覚えにくく、どうしても歌詞カードが必要になる。レコード購入は必至となる。すると、あっという間に歌詞カード目当ての親子が詰めかけ、レコードはそこそこ売れた。
§2 新聞編集室
「?このレコード、ランキングに入ってきてるけど、なんだこれ」
「ああ、童謡だよ。開けポンキッキで放送してるやつ」
「流行ってるのか。流行るなら、唾つけとかないといかんな」
「じゃあ、情報コラムに載せますか」
「私だけが知っている、ヒットの予感のレコードってわけだ」
「では、”およげたいやきくん”のヒット予測ですね」
いつの間にか、いっぽんでもにんじんの歌詞カード購入の波が、裏面(実はA面なのだが)のおよげ!たいやきくんのヒットということになってしまった。
§3 ブーム
以降、世の中的には「売れている”およげ!たいやきくん”を買わないとは非国民め」という方向に進んで行く。(今なら、”アナ雪”見てないのは非国民(米国製の映画で何を言うかです)、”千と千尋”見てないと非国民と同じ構図)
「毎日同じ奴が焼かれてるタイ焼き屋って、どんだけ売れねぇんだ」
と口の悪い奴が行っていたタイヤキブーム。
たいやきの子門真人も、にんじんのなぎらけんいちも、売れるとは思っていなかったから、印税契約なし。450万枚で1%印税なら、当時のお金で2500万円程度。今なら5000万円ぐらい。大損といえるでしょう。
§4 鯛焼き
さて、そのタイ焼き。一説には考案したのは、麻布の浪花屋総本店と言われている。そこは、およげ!たいやきくんのモデルとなったところでもある。
楕円形の今川焼の型を、高級魚でめでたい鯛の形にして売り出した。これは大うけ。
基本は、小麦粉の皮と、粒あんの中身。まあ、鯛はどこにもないわけですが。
§5 羊頭狗肉の解釈
夕食は鯛の焼き物と聞いたけど、おやつに出てきた。惣菜じゃないの?
(最近は、ピザ入り・お好み焼き入り・ハムチーズ入りとまさに惣菜もあり)
「高かったでしょ」と聞くと、「ううん、安いわよ150円」という。
海で取れるんですよね?いえいえ小麦と小豆ですから畑です。
アンコは甘くて、塩辛くない。
(塩辛マヨ鯛焼き作ってたところもあったり)
鯛かと思って赤い魚を探したけど、黄色(というより、薄茶色→浪花屋総本店)の魚しかなかった。
(真っ白とか、パイ生地でこげ茶とかピンク色とかバリエーションは多い)
鯛かと思って中を開いたけど、白身じゃなくて黒かった。
(白あんとかクリームとかだと白かったり。味噌あんとかカスタードクリームとかチョコとか)
鯛だから箸で食べると思ってたら、手づかみ
(どこを持つか:尾を持つ場合は尾にアンコが入ってないこと、とか。どこから食べるか論争とか)
簡単に作れるのに、作る人少ない。家庭用型が少ない。→でも売ってはいる。タコヤキ器よりは少ないかな。
§6 看板に偽りあり
メロンパンにメロンは入ってない(でも最近メロン入りが出たようです)
洞爺湖みやげのわかさいもは焼きイモそっくりなのに、サツマイモは一切入ってない
越後屋の持ってくるカステラは食べられない
ロッキード社の配るピーナッツは落花生じゃない
品川駅は品川区に無く目黒駅も目黒区にない
カップ焼きそばは焼いてない
タラバガニもヤシガニもカニじゃない
東京ディズニーランドと新東京国際空港は東京都にない
東京都町田市を走っているのは神奈川中央交通のバス
鎌倉市なのに湘南ナンバーじゃない
小笠原諸島のナンバーは品川
東京理科大のキャンパスが千葉と北海道にもある
神奈川大学は私立大学だったりする
国立音大なのに国立じゃない
ムシューダなのに微香性
警察手帳なのにメモできない
全米が泣いたのに泣けない
原発は絶対安全と言ってたのに…
懐かしい質問を思い出しましたよ。
http://q.hatena.ne.jp/1185761002
§7 次の歌
二番目に売れた懐メロなら、「女の道」
たいやきくんの裏面なら「いっぽんでもにんじん」
どっちでしょう?
▽4
●
meefla ●250ポイント ベストアンサー |
D菜はF吉に向かって言った。
D菜「さっぱりわからないわ。F吉はわかる?」
F吉は自信なさそうに答えた。
F吉「かっぱえびせんかなー」
D菜「はぁ?」
F吉「きっとJ尼は、えびせんってエビの身を煎餅状にしたものだと思ってたんだよ。だから『海デトレルハズナノニ、畑デトレマス』なんだ。煎餅の材料は小麦粉だよね。『赤イト思ッテイタノニ黄色ク』だし、『惣菜ト思ッテイタノニ、オヤツデシタ』って事」
D菜「じゃあ、素材が入っていないってのは?えびせんにもエビは入ってるわよね。粉末だけど」
F吉「入ってないのはエビじゃないんだ。『かっぱ』の方」
D菜「え?」
F吉「名前に『かっぱ』が付いているからには、河童が入っていると思ったんじゃないかな」
D菜はJ尼を見やった。
J尼「ゼンゼン違イマース。『白ト思ッテイタノニ黒』ガ、アテハマリマセン」
スマホをいじっているB美に、D菜は声をかけた。
D菜「B美はわかったの?」
B美はスマホから顔をあげて微笑んだ。
B美「ごめんなさい。F吉がとんでもない事を言い出すので、『なぜえびせんの名前にかっぱが付いてるか』を調べてたの。『かっぱあられ』というお菓子のシリーズのなごりらしいわね」
D菜「そんな事より、正解は?」
B美は一息入れて言った。
B美「たい焼き、じゃないかしら」
J尼は肯いた。
J尼「サスガハ、B美サンデース」
B美「鯛が名前に入っているけど、鯛の成分は全く入っていない。鯛なら惣菜だけど、おやつよね。値段も高くないし、海では取れない。赤い皮に白身のはずなのに、黄色い皮に黒いアンコだわ。たい焼き器は通販でも売ってるけど、自宅で作る人は少ないわよね」
D菜「じゃあ、『次ノ曲』は……」
B美が口を開こうとした時に、F吉が割り込んだ。
F吉「わかった。『たいやきやいた』だ。爆風スランプの」
D菜「何それ?」
B美「爆風スランプのデビューシングルB面の曲ね。確かに懐メロではあるけどマイナーすぎるわ。ここは素直に、『およげ!たいやきくん』でしょう」