そうでもないと思いますよ。
http://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/shakai/seiji/06_1_sanken_kankei.htm
三権分立ですから。
「世の中、社会で勝ってる人はその人が政治力を持っていることが理由にみえることがある」
とかきかえてください。
政治家に限らず家刀自など状況によっては
いろいろ責任をもつし、得をすることもできるし
その分、弱い人にも気遣いしなければならない立場です。
気遣いがあれば他人からも気遣われます。
長生きすれば経験値が増えるので、人への気遣い方が上手くなり
(もちろん金をばらまく以外ですよ。
人を全く傷つけずに生きていくだけでもけっこうむずかしいものです)
他人からも重宝される存在になります。
ただ、それは人の心の部分だけなのです。
専門家がつねに政治家に負けるわけではありません。
とりあえずわたしは政治家が最強とは思っていません。
金融危機や、原発問題のような現象の問題においては
根本的解決策は「政治家の常識」だけではどうひねりだしてもできません。
そこでは政治家も、普段つきあいのない専門家に頭を下げ、
薄い紙っぺらでよければと積みに積んで解決策をおしえてもらうしかないです。
私は専門家と政治家が対極にあり、いろいろ揃えば最強だとおもっています。
余談になりますが世の中では100%は少ないです。多くはグラデーション。
科学者100%と政治家100%の間をつなぐため、
科学知識50%と政治力50%とか、80%20%とか、30%70%とかいろいろな人材が必要です。
人材が薄いところでは、意思の疎通が上手くいきません。
新聞の科学欄に「ありがとうととなえると水がうまく結晶するとおしえる理科の先生はすごい」
などと平気で載っている社会になったりすると、
原発で使う「水」の意味が普通の消火水とちがうということを、
ほとんど誰にも理解できてないんだろうなと心配になります。
また、政治家には明確に権力範囲があり、
理研のリーダーは組織政治の失敗が外部にたたかれたことで
心のバランスを失い命にかかわりました。
余談になりました。
人が自分本来の力(知識や経験や体力や言語や…)をみにつけられれば、
政治力(交渉力など)はおのずとついてきます。
そうすれば政治家だけが最強とは思わなくなるのでは。
政治家も大変です。
バブルの頃、政治力のあった土建屋さん達は、今では倒産されたところが多いようです。
借金漬けになって銀行管理の大手さんもけっして少なくない。
皆さん大きな夢を見たんですけどねぇ。