調べてみたけど神話だったでござる。神話に現実世界の価値観を求めてもねぇ…
テュンダレオースの「息子」と思われるのは、カストールとポリュデウケースのみであり、ヘレネーと共に、ゼウスとレーダーの子とされています。
カストールとポリュデウケースも「双子座の物語」にあるように、半身半人とか、二人うちカストールが死の運命にあり、不死のポリュデウケースが父神に頼んで自らの不死を条件付きでカストールと分かち合うという具合です。
トロイア戦争で「問題」となった美女ヘレネーも、一説では他の系列の神話の女神(木の精である女神:「ギリシア神話 上」p96 呉 茂一著 新潮文庫)ではないかとされています。
つまりまあ、あの時代は大いなる神であったゼウスがあちこちの王や英雄の父神でもあり、それゆえ彼らは人外の働きをしたと伝えたかったのではないでしょうか。
その後々のスパルタ王エウリュステネス王も、ウィキペディアでは「伝説的なスパルタ王で、アギス朝の始祖である。」とされている位です。
◆エウリュステネス - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%8D%E3%82%B9
日本の天皇も、何代目から「現実に存在したか?」議論になってますね。
他の国でも「伝説の王」のような存在はあったかと思います。王位に神性を添えるために伝説が後々に書き足されたのか、今となっては誰にも分からない……個人的にはそう考えています。
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