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北海道の苫小牧って人口が道内第5位で小樽を抜いていますが、なぜでしょうか?
小樽に比べて、観光地はほとんどないし、駅前周辺もそんなに栄えてはいないし、札幌からも結構遠いですよね。

●質問者: hide1136
●カテゴリ:旅行・地域情報
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 2/2件

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1 ● shufuo

北海道にとって苫小牧港は非常に重要な港です。
苫小牧港は太平洋側にありますので津軽海峡をわたらずに東京、名古屋、北米に出ることができます。小樽港は津軽海峡もしくは宗谷海峡をわたらなければ出ることができません。その分、時間と燃料が余計に必要になります。
かつて小樽港は天然の良港として栄えました。開拓当時は陸路も整わず物資の輸送は主に船で川をのぼりましたので、海から石狩川、豊平川を遡ることのできる小樽港は非常に重要でした。
しかし、現在の運送はトラックと貨物列車が中心となったので小樽港に優位性はありません。むしろ海路で余計な時間がかかることから敬遠されるようになっています。
その後、鉄道と国道36号線、道央自動車道が整備され、苫小牧港の整備も進み、現在では苫小牧港の方が重要な港湾となっています。
また政府の石油備蓄施設や自動車メーカーなど本州資本の工場進出などもあり苫小牧は大きく成長しています。このあたりは空路(新千歳空港からのアクセス)の利便性も大きく影響しています。
現在、苫小牧市の人口は足踏みをしていますが長期的にはまだまだ発展をすると予想しています。
ただし、苫小牧は札幌へのアクセスが良すぎることが逆にネックとなって商業施設が発展できない場所と言えます。首都圏では千葉県、中京で言えば三重県のような位置づけです。工業地帯ですが商業は将来性が高いとはいえません。現在、苫小牧にある大きな商業施設はイオンモールくらいです。


2 ● yna1962

小樽は平地が少なくこれから人口が増えるための場所がありません。観光を除き、産業を起こすだけの余裕がありません。道内各地への交通網のアクセスが悪く(自動車での道北方面へのアクセスを除き、札幌経由になり、混むところを通る)。
苫小牧は広い平地が手付かずで残っているため、工場などの誘致はできる余裕があります。また札幌のみならず、道内の各地への交通網へのアクセスも有利です。

歴史的に小樽が発達したのは、以下の理由があります。
(1) すぐそばが山で、風の影響を受けづらく天然の良港であった。
(2) 戦前は日本海側のほうが交易相手が多かった。(韓国も満州も日本海側)

一方戦後は、日本海側で交易する相手がいなくなった(ソ連と中国は敵対国家になった)。遠浅の海岸でも、浚渫するなど港が作りやすくなった。船も大型化し、天候の影響を受けづらくなった。

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