ネットで手に入るデザインはどうしてもそれなりです。
これは一例ですが、平凡社の陶磁体系という陶器全集に近いシリーズ物があります。
予算に余裕があれば、こういった書物から学ばれることをお勧めします。
本物を知るには本物を見るのが一番ですが、写真を見るだけでもかなり勉強になります。
パッケージの勉強で陶磁器の勉強ではないといわれそうですが、デザインの基本的なタッチを感覚的に捉えるには陶磁器は格好の素材なのです。
物を見る目が弱ければコメントもあやふやになってしまうでしょう。
http://www.amazon.co.jp/s/?ie=UTF8&keywords=%E9%99%B6%E7%A3%81%E5%A4%A7%E7%B3%BB+%E5%B9%B3%E5%87%A1%E7%A4%BE&tag=googhydr-22&index=stripbooks&jp-ad-ap=0&hvadid=19973087087&hvpos=1t1&hvexid=&hvnetw=s&hvrand=18436832246937764303&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=b&hvdev=c&ref=pd_sl_8uupac4sty_b
デザインのフィードバック、難しいですよね。デザイナーではない人が、表現方法について指示を出すのはとても難しいので、まずはデザインの提案をお願いする際にコンセプトシートを作り、デザイナーとコンセプトの共有をしてみてはいかがでしょうか?
思っていたのとは違うデザインが上がってくるということは、依頼者とデザイナーの認識がズレている可能性も考えられます。
また、パッケージやwebサイトを作る目的をはっきりさせ、表現方法はデザイナーに任せることで、デザインに詳しくない人がデザインについてもんもんとしてしまうリスクを減らせるように思います。
それでもデザインの修正をお願いしなくてはならないことはありますのでその際は、抽象的な指示よりも、数値など具体的な指示を出しましょう。もやもやレベルの指示だと、またもやもやしたデザインが上がってくるかもしれません。
具体的な指示を出すための簡単なトレーニング方法としてオススメなのは、普段から自分が手にとったお菓子やドリンクなど、なぜそれを選んだのかをはっきり自覚すること。
CMのどこに惹かれたのか、店頭で類似商品が並ぶ中、なぜ選んだのか…これはひとりで簡単にできます!
ネットにある参考資料を紹介しますと…
大手企業の有名商品パッケージを比較した連載
【Web講座】マーケッターのための「売れる!パッケージデザイン」はコレだ
http://bizacademy.nikkei.co.jp/marketing/package_design/
DTPの話ではありますが、クライアントと現実の板挟みになるデザイナーあるある。デザイナーとの円滑なやりとりのために……
デザイナー 哀の劇場
http://news.mynavi.jp/series/dag/001/
このへんが参考になるのではないかと思います。
Webデザイナーの立場からの回答です。
こういった「もやもや」はデザイナー側も実は感じていることが多いです。
お互いに悲しいので、それを避けるために事前にやっておいたほうがよいことを1つ書いてみます。事前の話なので今目の前にあるデザインレビューをどうするかという即効性はありません。あしからず・・・
●参考デザインを出しあう
クライアントからもデザイナー(やディレクターなど関係者)からも出しあうのがベストです。
また「こういうのは違う」などといった「べからず集」も出せるとなお良いです。
互いの頭の中のイメージを共有できるのはもちろん、その過程で必然的に「どうしてそれがいいと思うのか」「そもそも案件の目的は?」という話になりますし競合他社の現状、業界の傾向を共有することもできます。
王道は先に「現状分析」「目的」「ミッション」などといったところから入る・・・のでしょうが、頭でっかちになりすぎるという欠点もあります。案件にもよりますが、小中規模なら、いきなり「こんなイメージで」「いやあんなイメージで」から入っていったほうが楽しいしスムーズかもしれません。
●理由も言う
重要なのは、ちゃんと理由も言うことです。相手が言わなければ聞いてください。別に「最近はやりのデザインだから」みたいな浮ついた理由でもいいんです。流行にキャッチアップするのが重要な局面だってよくあります。もちろんマーケティング、営業、経営視点からの理由があれば伝えてください。
ただし「好きだから」というのはちょっと困ります。担当者が気に入っても社内で通らなければ意味が無いですからね。本音は「好きだから」であったとしても、なんとか理由をひねりだして社内を説得してください。好きな理由というのがあるはずです。
●良いデザインをストックしておく
デザインのストックがなければあまりいいサンプルが出せずに打合せも不調に終わります。デザイナーならやっておくべきですが、デザインレビューする側もやっておいたほうがいいのではないでしょうか。手前味噌でなおかつMac限定ですが、私が以前書いた記事を貼り付けておきます。こういうのはなるべく手間をかけずにやれなければ続かないと思っています。
http://d.hatena.ne.jp/neriu/20140120/p1
●小さなデザインから依頼する
これはやられているかもしれませんね。あるデザイナーの力量や傾向をつかむために小さい案件からお願いしていけば、大事なところで「もやもやしてしまう」リスクを減らすことができます。
●褒めてください
気に入ったら思いっきり褒めてあげるとデザイナーという人種はしっぽふって喜びます。理屈ではなくそういうタイプが多いです。大きな声では言えませんが安く使うことも可能かもしれません(笑)。修正依頼もしやすくなります。
あ、もやもやしてるときに褒める必要はないと思いますよ!
お互いよいモノをつくり上げるために頑張りましょう!
デザイナーです。
求めているのとは違う回答かと思いますが、参考までにご意見差し上げます。
まず、当たり前ですがデザイナーには得意、不得意なジャンルやタッチがあります。
一流のお寿司さんに入っても、フレンチをオーダーしたら美味しいものがでてこないように、仕事の内容とその人の特性がマッチしないということは考えられます。
(もちろんデザイナーが力不足の場合もありますが)
提案を受ける立場ということですが、私の周りを見る限りですが、デザイナーと良い関係を築くクライアントは、デザイナー個々人の特性を見極めて仕事を提案している場合が多いです。
ピンタレストで画像を集めるのも、参考文献を沢山みるのも結構ですが、デザインされたものだけではなく、それを作ったデザイナーのことを考えてみてはいかがでしょうか。流行のスタイルをコピーするのが器用なデザイナーもいますし、モダンデザインをきちんと作れる方もいます。成果物としての「デザイン」だけではなく「デザイナーの仕事」として見ることで、成果物に至る過程が見えてくる場合もあるかと思います。
また、デザイナーの仕事はクライアントの嗜好をくむことではなく、
市場やユーザーに対してどのようなアプローチをするのかということです。
依頼する側のアプローチ先が定まっていない場合などに、担当同士の嗜好の話になってしまいモヤモヤするという場合もあります。意匠と機能は別に考える必要があります。
上記ふまえたうえで訓練を行いたいということでしたら、手始めに文字の勉強を行うのが良いかと思います。web,パッケージ,グラフィック、どのジャンルでも文字を使用しないということは少ないと思いますし、文字は意匠、機能、運用といったデザインの基本要素が詰まっています。また、デザイン史に触れるきっかけにもなります。
小林章著「フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?」など読み物としても面白い本も沢山あります。文字のようなデザインの細部を知ることで、「アイデア」や「コンセプト」といった、言語的なもの以外のボキャブラリーも手に入ると思います。
はじめまして、僕の意見を述べさせていただきたいと思います。
色々と回答者さん達が僕自身も勉強になるような事を書かれてますが、僕としての答えは単純で、「思った事をそのまま伝える」これが一番なんじゃないかなと思います。
というのも、デザイナーとしては自分がこうしたいからこうやってるんだ!という人はまずいないと思いますし、クライアントの意向を汲み取るのが仕事だと思ってるので、ちゃんとどうしたいのかを言ってしまって結構だと思います。
その伝え方がわからない!と仰るかもしれませんが、デザインなどクリエイティブなものに対して完璧な答えなんてものは存在しないんじゃないですかね。
こんがらがるかもしれない、と仰ってますが、赤を黄色にしてくれ、など、「◇」この四角形の下の角を丸くしてほしい、等ちゃんとした指示を出してあげればまず間違える事は無いかと思います。(なぜそう思ったのか文字や絵、えんぴつでラフを書く程度で良いと思います)
とある漫画家が「編集者とのやりとりは池に石を投げ入れるようなもので、水面に波紋が広がっていくような感覚」と仰ってました(若干内容違うかもしれませんが)
この話を聞いてなるほどなーと自分は納得しました。
デザイナーとのやりとりもきっとこんな感じで、デザイナーにも人それぞれ考えや意見あると思いますが、刺激を与える事で気付く事も多いんじゃないかなと思って僕はそうやってます。
答えになってるか怪しいですが、ご参考になるような所があれば幸いです。