40代半ばのおばさんです。
イラストに限らず、例えば……仲良しの友達に彼氏or彼女が出来た。良かったねと思う反面、嫉妬じゃないけど何かくやしい。そんな感じだと思うのです。
そういう気持ちは自然だと思います。
キレイ事はいくらでも言えますが、人間というのは「優しさ、いたわり、愛情」などの感情と、「ねたみ、いじける、怒り」などの感情両方を持っているのが普通だとおばさんは考えます。
優しいだけの人だと、厳しい決断をしなければいけない時に優柔不断になってしまいます。小説やコミックで「ちきしょう、あいつには負けない!」というセリフにリアリティを持たせることができるのは、実際に悔しい思いをした経験から来るとおばさんは思います。
質問者さんがそう感じる事を「変! 直さなきゃ!」って思いすぎないで欲しいと思います。
ただ、質問者さんがそう感じている事を友達に話したり、TwitterとかLINEとかで「○○っていう絵描きってサイテー」と書かないよう気をつけましょう。ネットは、そういう発言をしている人を叩きたい人で一杯なのです。
中学生くらいに自分もそう思った覚えがありますから、中学?高校を前提としてお返事します。
絵というのは、書いた人の頭のなかにあるいろいろな複雑な情報を、見た人に直感的に伝えることができるというすぐれた表現手段です。見た瞬間「あっ、この感情をわたしも感じたことがある!」と思ったりしますよね。
いうまでもありませんがそういう絵は実はびっくりするほど手間がかかっています。(書いた人は、苦労話にはなんの価値もなく、絵を見せたとき人が喜んでくれることだけが報酬だと知っているので、わざわざ苦労話などはしませんが、どの絵も手間とか工夫とか練習をかけてできあがっています)
絵を上手に書くのには、上手いお笑いタレントとか、上手い歌手とかとおなじくらい、修練や修行が必要です。
大体、1万時間練習するとどんなことでも「プロ並み」になれるといいます。
1日2時間として、5000日、大体15年くらいです。
「素人にしては上手い人」レベルになりたいのなら5000時間、7年くらいでもイケます。
身近な大人で絵の上手い人は、たぶん、中学高校の6年くらい、ヒマがあればノートの端っこにお絵かきでもしていたのでしょう。
遠くにいて絵が上手い同世代の人は、親に「どうしてこの子はクレヨンと紙を渡すと静かになるのかしら」と首をかしげられながら、うまれてからずっと絵をかいていたのでしょう。有名なマンガのナルトの作者の岸本さんという漫画家は、双子なのですが、言葉もろくにしゃべれない赤ちゃんのときウンコで家の壁に絵をかいてしまったそうです。弟さんもナルトほどヒットしていませんが漫画家としてデビューしています。(タッチのあだち充さんも双子漫画家だったかな)
また、絵の上手な友達と前からその子が行きたいといっていた店にいっしょにいったことがありますが、飲んだり食べたりがおわったあと、その子はさっそく紙を取り出してごりごり絵をかきはじめました。手持ちぶさたになると絵をかく人です。
好きこそものの上手なれという言葉があります。私は絵を見ることは好きですが、書くことにそれほどの時間をかけるほど好きではありません。「そこまで好きになれないよ!変わった人だね」という人が才能のある人なのです。描いている人にしてみれば「そりゃー毎日描いてんだから少しくらい上手いっていってくれなきゃ」と当然賞賛の言葉をうけとめます。毎日飽きるほど料理してるおかあさんがゴハンをおいしくつくってくれるのと同じ理由で上手いのです。
びっくりするほど上手なら、びっくりした、と素直にほめて、二人ともが好きなキャラ絵などを書いてもらうのもよいでしょう。相手も喜ぶと思います。(嫌がるのに無理矢理かかせるのはいけません)絵を描いて見せる人は多いですが、毎日毎日描いてくると見るほうは飽きます。絵をいつも適切に褒め、励ます(褒めるようで貶す、ではダメ)というのにも、実は絵描きにはわからないかなりの困難があります。
自分も絵を書きたいならあなたもこれから毎日2時間練習すればいいです。数年したらだいぶかわってきます。絵描きの苦労がわかれば、褒めやすいという副作用もありお得です(自分じゃこんなのしかかけない、うまいね、教えてといえばいい)ただ、相手がトモダチを欲しがっていないということも考えられますので無理はしないように。小さいころから絵を描き続けてきたタイプの絵描きは机椅子と白い紙と筆記用具があれば孤独を全く感じないというタイプも多いです。
自分は「宿題部活でいそがしく、そんなふうに遊んでるヒマはないよ(いかにもくやしげな口調で)」
というタイプでしたが、それならそうでも、親に古いデジカメでももらって、キレイな景色、変わった風景、今日おいしかった朝ご飯でもなんでも撮り溜めて人にみせて「人に伝える」という心の訓練をするだけでも、センスがよくなって、友人ができやすくなったりあとからの人生がけっこうかわってきたのにと残念に思います(私たちの世代は、子供のころは、カメラはフィルムで動くもので、1枚の写真をとるのにフィルム代や現像代で500円以上もかかることもありました)。
結局わたしは絵ははっとするほど上手くなることはできませんでした。
1枚に1日や2日の時間をかけてもこんなもんです
それ以外のこういう文章とかの才能を多方面に向けて伸ばしていたようです。
1万時間の訓練を絵も運動も勉強も全種目やるほどの時間は、年をとってからしか得られません。人生は長いですが、若いあいだの才能は一人一つずつに絞ったほうが効率がよいです。
http://anond.hatelabo.jp/20100917191635
https://twitter.com/nerotarou2/status/519016451298951168/photo/1
ま、最後まで読まれないとおもいますけどね!
とりまリラックス!