核ｼｪﾙﾀｰを使って助かったとして､その後はどうなるんですか？![風が吹くとき ﾃﾞｼﾞﾀﾙﾘﾏｽﾀｰ版 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51UEu7DBR1L._SL160_.jpg)
状況によります｡
全面核戦争で､南極がﾀｰｹﾞｯﾄに含まれる状況なら､4m程度の海面上昇が見込まれます｡ｼｪﾙﾀがあっても､換気口が海に沈んでしまえば溺死します｡
中国軍が間違って東京に核ﾐｻｲﾙを1発撃ち込んだだけなら､報復核攻撃を米軍はしないでしょうから､日本の人口が1割ほど減る程度で済むでしょう｡ただし､輸入食料を買う外貨が稼げなくなると､それなりの餓死者は出るでしょう｡
世界の都市部で数発の核爆発が起き､核の冬が起こると､食糧事情は悪くなるでしょう｡人口も減っているでしょうが､食糧問題が起きるかは､財力と物流の維持がどれだけできるかにかかっているでしょう｡
どのような状況になっても､自前の報復手段などの抑止策を持たない日本国内で核ｼｪﾙﾀを作るより､南半球の高原地域にあらかじめ避難したほうが､生き延びられる可能性は高そうです｡
こんなのがありました｡
http://www.atomica.co.uk/shelters/main.htm
Prepared for the Home Office by the Central Office of Information 1981.
Printed in England for Her Majestys' Stationary Office by
Sackville Press (Billericay) Ltd.
ｲｷﾞﾘｽの内務省発行､ってことで良いのでしょうか(ｱﾎﾟｽﾄﾛﾌｨの場所がおかしい)｡
冷戦時代の､ちょっと(かなり？)前のもので､その頃の核兵器の水準を想定しているのだと思いますが､食料の備蓄として､2週間を想定しているようです｡
Suggested food list
Supplies for two weeks for one adult
降ってくる放射性物質は､2日間で 1/100 程度になる､とも｡
What happens to fallout after a nuclear attack
It is important to remember that the radiation emitted from fallout decreases as time passes, very rapidly at first and more slowly later. For example. after seven hours the radiation emitted will have fallen to one tenth of its strength and after two days to one hundredth.
日本語訳を置いてあるところもありました｡
http://transact.up.seesaa.net/file/DomesticNuclearSheltersJ.pdf
忘却からの帰還
狭い地球の上での核の打ち合い､ということを考えると､打ち込んだ後のことも想定した威力の核兵器だと思います｡
