汀こるものの「THANATOSシリーズ」では
家から出ると必ず事件が起こるなぞの体質をもったキャラクタが主人公です。
その体質を警察も理解しているため、常に警官をボディーガードに付けているぐらいです。
もちろん、それでも事件が起こり謎を解決しないといけないのが面白いポイントです。
西尾維新の「掟上今日子の忘備録」では主人公が事件に巻き込まれる体質で、本人もそれを自覚しています。
但し、本人は探偵ではなく依頼人。
既刊も一冊で現段階で、死人は一人だけですけれど。
架神恭介の「飛行迷宮学園ダンゲロス―『蠍座の名探偵』―」では「名探偵がいるだけで、惨い殺人が起こって、みんな死ぬ」というそのものズバリな異能を保有するキャラが登場します。
作中の異能獲得の仕組み上そのキャラは自分の能力を自覚していて、しかも積極的に活用してます。
東野圭吾の「名探偵の掟」。完璧なメタフィクションです。
ギャグ漫画「浦安鉄筋家族」の登場人物、
江戸 五郎が主人公たちの学校に転校した後に強い違和感を覚え
ついに「前にいた学校では週に一度殺人事件が起こっていたのに」
と言及するエピソードがあります。