「神のみぞ知るセカイ」は、ストーリーの中盤に主人公がメタ展開に気づきます。
ただし主人公はギャルゲーマスターなので「俺の周りで人が死にすぎている…」ではなく「俺の近くにメイン攻略対象を配置するはずだ。俺だったらそうする」になってしまいますが。
よくあるのが一連の事件に黒幕というか大ボスがいて、それが探偵に縁のある人物であった、というやつ。
星新一「未来いそっぷ」収録の一短編は始まってから何もおこらず「どうもおかしいな。俺は作中の人物なんだ。何かが起きないと…」と焦り始め、またそれを利用して自分の都合のいい話をやろうとする人物が登場し…という話があります、あ、いま調べました。『不在の日』(作者が不在、という意味)
(2)「こち亀」33巻にて、「アイデアが全然でない」という作者に両さんがやってきて「わしが代わりに描いてやる」とむちゃくちゃで、自分に都合のいい展開をさせてしまう、という回があります。自分は「何気ないところに落ちてた1兆円」を拾うわ、部長は「突如突っ込んできた機関車で一巻の終わり」になるわ、中川は「妖怪田ブタ子さん」と結婚するわ… http://matome.naver.jp/odai/2129662409868893901/2129663500769093503 神回です。
私は作中の人物である (講談社文庫) 文庫 – 1996/6
清水 義範
http://www.amazon.co.jp/dp/4062632594
小説の中にある“私”とはいったい誰のことなのか。小説上のこの正体不明の登場人物に鋭く迫る異色の表題作のほか、著者初の官能小説から食べものガイド、時代小説に至るまで、ものの名称や物語とその語り口など“小説の約束言”を次々と壊してみると…。笑いで切り刻む清水流「ブンガクのススメ」。