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鉄イオンについて
植物性食品に含まれる「鉄」は3価鉄で吸収が悪いと言われていますが、では?植物の中では「鉄」はどんな形で存在してるのでしょうか?3価のイオンで存在してるのでしょうか?
またネットで調べると植物は2価の鉄イオンを必要としていると書かれていますが、ということは植物中には3価鉄ではなく2価鉄で存在してるのではないかと思うのですが如何でしょうか?

●質問者: koko24
●カテゴリ:学習・教育 医療・健康
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 2/2件

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1 ● ラフティング
●0ポイント

土壌中の難溶性の鉄を吸収して利用するために植物は大きく分けて2つの鉄獲得機構を進化的に発達させてきた。
還元戦略 と
キレート戦略 である。
イネ科以外の植物は、3価の鉄を2価鉄イオンに還元して可溶化して吸収する還元戦略をとる。
これに対して、イネ、ムギ、トウモロコシなど、主要な穀物が属するイネ科の植物は、キレート物質であるムギネ酸類を根から分泌して、土壌中の3価鉄を水に溶けやすいキレート化合物にして「3価鉄・ムギネ酸類」のままで吸収するキレート戦略をとっている。
http://nobukawa.exblog.jp/13137695より


koko24さんのコメント
折角ですが、そのHPを見て質問してるのですが、、、

2 ● なぜなに
●100ポイント ベストアンサー

植物は、細胞にとって危険な活性酸素が生じないように、
遊離の鉄イオンではなく、ファイトフェリチンなどに結合した形で
細胞内に鉄を蓄えています。詳細はこちらが参考になるでしょうか。:
http://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2177

しかし、鉄イオン、とくに2価の鉄イオン、Fe(II)、が細胞内にあると、次の反応で過酸化水素(H2O2)から、活性酸素の内で最も反応性の高いヒドロキシル・ラジカル(OH)が生じます。H2O2と同時に発生するO2- (スーパーオキシド)がFe(III)からFe(II)を再生し、この反応によってH2O2からOHが連続的に生成するようになります。
H2O2 + Fe(II)  OH + OH- + Fe(III)
Fe(III) + O2-  Fe (II) + O2
OHは細胞内の成分を無差別に酸化し、細胞障害を引き起こすため、細胞内に遊離の鉄イオンが存在することは植物にとって非常に危険です。(動物にとっても同様で、ヒトでも鉄過剰症が知られています。)そのため、根から吸収した鉄イオンはファイトフェリチンとよばれるタンパク質(分子量;約44万)に結合した形で細胞内に蓄えられています。


koko24さんのコメント
ありがとうございます。 ?根から吸収した2価の鉄は3価鉄に変換されてファイトフェリチンと結合してるのでしょうか? ?ファイトフェリチンに結合した鉄はヘム鉄のようにたんぱくと結合した鉄なのになぜ、人の体にはいるとき吸収が悪いのでしょうか?

なぜなにさんのコメント
?土壌が乾燥したりして2価鉄が酸化されると3価鉄になってしまう為、 土壌に両方存在する様ですが、あまりアルカリ性に偏った土壌では 植物は育たなくなってしまいます。先のリンクでは、特に細胞を傷つける 2価鉄の方が問題なので、ファイトフェリチンと結合して無害化されて 植物の細胞内に蓄えられているという話でしたが、厳密には土壌から取り込んだ 2価鉄と3価鉄の両方が、蛋白質に結合した形で蓄えられているようです。 しかし一般的には植物内には3価鉄の形で存在することが多いと聞いています。 ヘム鉄と非ヘム鉄:http://www.hinketu.sakura.ne.jp/i-3.html ?肉や魚のミオグロビンやヘモグロビン由来のポルフィリンと結合した ヘム鉄は比較すると2?3倍人間の体内での吸収率が高いですが、 植物に含まれる非ヘム鉄は、野菜などに一緒に含まれることの多い ビタミンCと一緒に摂ると水溶性が高く吸収率の良い2価鉄に還元されますが、 玄米などの全粒穀物に含まれるフィチン酸、お茶や野菜類に含まれる ポリフェノールなどが非ヘム鉄の吸収を阻害するそうです。: http://ja.wikipedia.org/wiki/鉄#.E9.89.84.E5.88.86.E3.81.AE.E5.90.B8.E5.8F.8E

koko24さんのコメント
どうもありがとうございました。 とても参考になりました。
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