それは青春を過ごす間によくとりつかれる妄想のひとつです。
ひとつには、メディアが発達したことで、5歳や10歳から芸術のセンスを発揮する人が目立つようになったことが原因にあります。そうでない人間が無価値に見えたりします。
毎日学校に通っているのになにもしなかった青春などあり得ません。
学校で3年前の教科書を読めばわかります。
簡単すぎて陳腐なことが書いてあるとおもうことでしょう。
大人になってみると、それはそれで輝ける日々だったとおもいます。
大人になれば40人もの同年代と無理矢理すごさせられ、くらべられることはありません。
孤独です。
比べるのは去年の自分。目指すものは来年の自分です。
晩熟の芸術科や漫画家もたくさんいます。
一度別の職業に就職したり子供をもったりしてから初めて小説家をめざして成功した人もいます
(村上春樹やハリーポッターを書いたJKローリングなど)
職業を持ってからが人生の本番です。
本番試合をまだやってもいないのに、練習試合を完璧にやり直す必要などありません。
まあ、それでも勉強して大学にはいったほうがよいですよ。
大学までいけば、いままでよりぐっと本番っぽいことをやらせてもらえますので。
…なお趣味がない人、取り柄がないとおもっている人はいつまでも母親にゴハンをつくってもらう学生のままでモラトリアムでいたいと願うものですが、練習試合だけやってる人生なんてつまらないものです。
本などでいろいろしらべたら本当に千差万別の職業があるからいろいろ読んでみてください。
古典よりも新しい本がよいです。