人力検索はてな
モバイル版を表示しています。PC版はこちら
i-mobile


●質問者: Hatena
●カテゴリ:学習・教育 芸術・文化・歴史
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 10/10件

▽最新の回答へ

6 ● なぜなに
●170ポイント

英文ですが、下記の文献など参考になるのではないでしょうか。:

Anderson, Christopher P. "The Name Game." New York: Jove, 1979.

Ellis, A. and M. Beechley. "Emotional Distrubance in Children with Peculiar Given Names." Journal of Genetic Psychology 85 (1954)

Feldman, Harold. "The Problem of Personal Names as a Universal Element in Culture." American Imago 16 (1959)

Garwood, S. Gary. "First-name Stereotypes as a Factor in Self-concept and School Achievement. Journal of Educational Psychology 68 (1976)

Hartman, A. Arthur, Robert C. Nicolay, and Jesse Hurley. "Unique Personal Names as a Social Adjustment Factor." Journal of Social Psychology 75 (1968)

Houston, T. J. and F. C. Sumner. "Measurement of Neurotic Tendency in Women with Uncommon Given Names." Journal of General Psychology 39 (1948)

Murphy, William F. "A Note on the Significance of Names." Psychoanalytical Quarterly 26 (1957)

Savage, B. M. and F. L. Wells. "Note on Singularity in Given Names." Journal of Social Psychology 27 (1948)

Smith, Elsdon C. Treasury of Name Lore. New York: Harper and Row, 1967.

Strumpfer, D. J. W. "The Relationship Between Attitudes Toward One's Name and Self-esteem." Psychological Reports 43 (1978)

Strunk, Orlo, Jr. "Attitudes Toward One's Name and One's Self." Journal of Individual Psychology 14 (1958)

いずれも"Names and Personality"という下記リンクの記事などの
参考文献になっていました。:
http://www.behindthename.com/articles/2.php


7 ● blue_star22
●0ポイント

平凡な名前の人の方が目立ちたがり屋の傾向があるという研究のニュースは見たことがあります。

http://www.hatena.ne.jp/


Hatenaさんのコメント
回答ありがとうございます。 それらのニュースのキャプチャでもあれば助かるのですが・・

8 ● ハコサト
●250ポイント

こんにちは。

つい最近、ちょうど該当する分野の本を読みました。

怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか (新潮新書)

怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか (新潮新書)

この本です。

この本では、ことばの音のサブリミナル効果についての研究です。
具体的には、日本語の音をローマ字で表記することで母音と子音に分け、
それぞれの特性の総和として単語にひそむ
「サブリミナル・インプレッション」を引き出すことを目標にしています。

具体例として、著者自身の名前を例に挙げて、以下のように述べています。

私の名前は「いほこ」だが、この名前の音をイメージ分析(中略)すると、「人懐っこく、のほほんとしていて、乾いた感じ」になる。昔、農村にいた、留守中の隣家に上がり込んで、お茶なんかいれちゃって寛いで待っているおばあちゃんみたいに、ほっこりしたカジュアルさだ。
簡単に解説すると、先頭が母音のIのことばには、いきなり相手の中に飛び込むベクトルが働く。「今、行くね」と言われたら、実体の前に、ことばが飛び込んでくる。「えちご」は「いちご」よりも何となく遠く感じられるはずである。
続くHoの拍が暖かさと包容力を与え、最後のKoの拍には、賢さ、可愛らしさがある。そのほか、音素ごとのイメージ(Hの開放感・温かさ、Kの乾いた感じ)とか、語尾母音の影響とか、いろいろ足しこんで計算し、総論として「ほっこりしたカジュアルさ」が出てくるわけである。
似たような名前でもシホコなら、切ない感じが匂い立つ。(中略)
一方、Mを足してミホコとなると、女らしさも増すが、現実感もぐっと増す。(後略)
(pp.34-35)

こういう具合です。
I、Ho、Koのそれぞれに固有の、潜在的な印象を喚起する機能があると仮定して、
それを足し算することを基本としています。
本の後半には、レーダーチャートとともにたくさんの具体例が紹介されています。
レーダーチャートは性格を16に分類して、特性の強さを表示しています。

ただ、肝心のその潜在的な印象がどのように引き出されたのか、
この本には書かれていません。
新書だからという事情もあるかもしれませんが、
私の研究以前に、ことばの音のサブリミナル効果についての科学的客観的研究は存在しなかったのだ。しかたがないので、私の研究をそのまま世界初のことばの音のサブリミナル効果分析法として提唱することにした。(p.17)

と主張するのは大言壮語が過ぎるのでは…というのが私の印象です。
しかもこのあと、先行研究として
岩永嘉弘と木通隆行の名が挙がっています(pp.71-72)。
えっでもさっき黒川さん世界初って…あれっ??

このほかにも、
サブリミナル・インプレッションが世界共通だと匂わせる(p.73)かと思えば、
日本語だけを取り上げて称揚する(p.96)など、
私はなんだか混乱してしまったというのが正直な感想です。

同じ著者の別の本を当たってみましたが、私が見た図書館にあった中では、
潜在的な印象の導出について詳しく書いてあるものはありませんでした。




客観性に基づいたアプローチということであれば、前掲書にもあった

日本語の音相―ことばのイメージを捉える技術、表現する技術

日本語の音相―ことばのイメージを捉える技術、表現する技術

こちらのほうが古く、またより洗練されている印象があります。
こちらも、日本語の音をローマ字で表記することで母音と子音に分けるアプローチを取っています。
それぞれの音には輝性(明るさ、暗さ)と勁性(強さ)の2種類の表情があると仮定され(p.68)、
それぞれの音価に対して、輝性と勁性が付与されています。
これらは、国際音声記号一覧表を日本語のために簡素にしたような
表にまとめられています(p.107)。
国際音声記号一覧表は以下のようなものです。

IPA chart 2005.png
"IPA chart 2005" by Kwamikagami (talk) 21:28, 2 October 2008 (UTC) - self, after the IPA, Ladefoged, & Maddieson. Originally posted at en:Image:IPA chart 2005.png. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.


これらの数値は『三省堂国語辞典』から抽出された
1289語の分析によって導かれています(p.65)。
また、導出のあとに音韻論的見地などから修正が加えられています。
抽出された語の一覧とアノテーションも本の中で公開されているので、
必要とあれば追試ができそうです。

前掲書と同じように、それぞれの音の印象
(「ア音多用」で「明るさ、開放的、適応性、庶民的」など(p.120))も載っています。
これらは、1289語を意味的に類似する語に小群でまとめたうえ、
より上位の概念語で括ったもの(p.116)で、恣意的な要素が入り込む余地がありそう。

ですが全体としてはコーパス言語学的なアプローチといえそうで、
私はこちらのほうがより共感を持ちました。




さらに古い研究でいうと、ブーバ/キキ効果があります。
それぞれ丸い曲線とギザギザの直線とからなる2つの図形を被験者に見せる。どちらか一方の名がブーバで、他方の名がキキであるといい、どちらがどの名だと思うかを聞く。すると、98%ほどの大多数の人は「曲線図形がブーバで、ギザギザ図形がキキだ」と答える。

ブーバ/キキ効果 - Wikipedia

また、Wikipediaでは音象徴のページが役立つかもしれません。
音象徴 - Wikipedia

一部は『日本語の音相』にも載っています。




ここまで書いてきたことは、
言語の音声とイメージのつながりにフォーカスしたものが中心です。
そうでなくて人物の名前と、そのパーソナリティの形成にフォーカスするなら、
http://ci.nii.ac.jp/els/110001230031.pdf?id=ART0001573458&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1431440224&cp=
このあたりでしょうか。
先行研究もいくつか紹介されています。

単に人名が人格や性格に影響すると主張したいだけなら、1冊目の本からの孫引きになりますが、
私の大好きな岡野玲子さんのベストセラーコミック『陰陽師』の安倍晴明のセリフに、「この世で一番短い呪(しゅ)とは…名だよ」というのがある。呪は、相手の思いや行為になんらかの縛りをかける術である。名は、その名を与えられた者を生まれたときから縛っている呪なのだと、岡野・晴明は言うのだ。(p.37)

がよいかもしれません。

9 ● winbd
●0ポイント

ユング式人名性格心理学
https://rockme.4tune.jp/jung/biglobe/


Hatenaさんのコメント
ユング式人名性格心理学と今回の質問はどう関係しているのでしょうか?もう少し説明してください。

10 ● alfa-gadget
●40ポイント

こちらはいかがでしょうか。
米大学教授 子供のマイナーな名前は無教養な母が命名と断言│NEWSポストセブン

こうした命名について、米シッピンズバーグ大学教授のデイビッド・カリスト氏は、大規模な調査の結果、変わった名前と少年の非行との関連を指摘している。

「名前が犯罪を引き起こす直接的な原因になるわけではありませんが、非行少年の名前の分布と非行のない少年の名前の分布を比較すると、よりメジャーな名前のほうが非行率が低いことがわかりました。また、マイナーな名前を持つ少年は、恵まれない環境で育っていることが多いということも判明したのです。私がはっきりといえるのは、マイナーな名前の多くが、無教養な母親から与えられているという点です」


6-10件表示/10件
4.前5件|次の5件6.
関連質問

●質問をもっと探す●



0.人力検索はてなトップ
8.このページを友達に紹介
9.このページの先頭へ
対応機種一覧
お問い合わせ
ヘルプ/お知らせ
ログイン
無料ユーザー登録
はてなトップ