すみません、日付の計算方法の事です。
もし仮に統合するとなると、ユーザー数の少ないMac側の1904年方式(後方互換)を切り捨てたうえで、新バージョンでは1904年方式のデータを読み込んだ際にデータコンバートし、保存は強制的に1900年方式に、という事になろうかと思います。1904年方式しか扱えない古いプログラムでは、新バージョンの吐き出したデータが使えなくなりますので、パッチを配布するような形になるのかな?。するとパッチの存在を知らないユーザーからの問い合わせが殺到するでしょうから、リアル世界においての短期集中的な混乱が起こるであろう事が十分予測できます。逆に1900年方式を切り捨てる場合には、その混乱規模はさらに数十倍ほどに膨れ上がるであろうと見込まなければなりません。
パッチはプログラムのバージョンごとに作成する必要がありますし、パッチに不具合があってデータコンバートに失敗でもしようものなら大問題になりますので、けっこう大掛かりなプロジェクトになると思います。もちろん、パッチの作成期間×投入するエンジニアの人数、分のコストもかかります。修正パッチですから収入は0です。
問題があるとすれば、むしろそういったデータ統一に伴うパッチ開発コスト、過去のデータ資産の扱い、現状に不満を感じているわけではない大多数のMacユーザーからの反感を買うことになる事等々であって、ユーザーPCのスペックがどうこうという問題ではないと思いますよ。
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tea_cup ベストアンサー |
プログラマが積み重ねた工夫の歴史なので、変更されることは無いでしょう。
(桁が足らなくなりそうになったら、今ならバイト長を伸ばせばすむので)
以下に肝を引用しますが、ぜひリンク先を読んでください。
はじめてのBillGレビューのこと - The Joel on Software Translation Project
1900年はうるう年ではない。
「これはExcelのバグだ!」 私は興奮した。
「実際はそういうわけじゃない」とエドが言った。「Lotus 123のワークシートをインポートできるようにするために、そうする必要があったんだ」
「じゃあ、Lotus 123のバグってこと?」
「そう。だけどおそらくは意図的なものだ。Lotusは640Kのメモリに詰め込む必要があった。これはあんまり大きなものじゃない。1900年を無視すれば、与えられた年がうるう年かどうか判定するのは右端の2ビットが0かどうか見るだけで済む。そのほうがずっと早くて簡単だ。たぶんLotusの連中ははるか昔のふた月が間違っていたところで問題にはならないと考えたんだろう。一方でBasicの連中は、そのふた月にこだわってエポックを1日ずらしたんだ」
「あーっ!」私は声を漏らした。そして「1904年から計算する」というチェックボックスがオプションダイアログについている理由を知ったのだ。
最後に、とっておきの質問がきた。
「分からないんだが」ビルは言った。「これをどうやって実現するのか本当に詳細に調べた者が誰かいるのか? たとえば、日付と時刻に関するあのたくさんの関数だ。Excelには日付と時刻の関数がすごくたくさんある。Basicが同じ関数を持つようになるのか? それが全部同じように動くようになるのか?」
「なります」と私は答えた。「1900年の1月と2月以外は」