人力検索はてな
モバイル版を表示しています。PC版はこちら
i-mobile

sell in mayはいつ来るのでしょうか?

●質問者: ななしのsl
●カテゴリ:学習・教育
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 3/3件

▽最新の回答へ

1 ● e_p_i
●67ポイント

それが何だか分かりません。
ひょっとして200円でキーワード「sell in may」の広告をしている…とか?


ななしのslさんのコメント
株価の話です

2 ● 燕雀安知鴻鵠之志
●67ポイント

“Sell in May”は米国の格言でございますしそのまま日本の株式市場に当てはまるかどうかは微妙なところだと存じます。
事実年度末から開始の時期は決算期でございますから帳尻合わせも含めて相場が変動しやすいというのは我が国も同様だとは存じます。
通常言われる“Sell in May”は六月から下がり始めるので五月に売り抜けろということでございますから「いつ来るのか」というものとはちょっと違います。
六月に下がり始めるだろうから五月に売った方が良いのかというご質問であれば正直分からないというところでございます。
個人的には四月に日経平均が15年ぶりに二万円台に乗ったということもございますから好調を期待する半面今で高値止まりだろうと動く方もいらっしゃると存じます。
因みに日本の相場で“Sell in May”が当てはまるかと申しますとそれほどはっきりとは当てはまらなかったはずでございます。


ななしのslさんのコメント
いつもお世話になっております

3 ● なぜなに
●66ポイント

日本では春からの新年度が欧米では通常秋の9月から始まりますが、
欧米でも財政上の決済時期は毎年日本と同じ春(4月頃)締めです。
そのため、秋の新年度からしばらく経ち新戦略など変化のあった秋
(10月末のハロウィンの頃)から欧米では
年に一度のビッグセールスのあるクリスマス前なので、
クリスマス商戦時期で、一般消費なども増えるこの頃から
この決済時期の春(4月)の間に事業の成績が伸びやすく、
株価が上がったことが過去の統計上多かったので、
それで10月末のハロウィン明けの頃に株を買って、
クリスマス商戦?春の決済期に伸びて育った株を
5月始めの頃に高く売ると良いという理論ができたのが、
Sell in May(5月に売れ)です。
通称Halloween indicatorとも呼ばれ、前提としてハロウィン明けの
10月末頃に買った株を、5月頭に高くで売って、
ホリデーでどこかに行って海外消費等も増える夏には持ち越さず、
価格が再び下がってきた秋に買えということですので、
もし去年の10月末頃に買われた欧米の株でしたら、
理論上では5月頭(5月1日)はもう来ています。

しかしながら、この理論が立てられたのは2002年か
それ以前の昔で、過去の統計からの一理論に過ぎず、
比較すると割合的にはやや少なめですが、
世界不景気の2008年など、外れた年もあります。
今年(2015年)も、ウォールストリートジャーナルによると、
やめておいた方が良さそうという下記の記事が載っていました。
"Forget Sell in May and Go Away":
http://blogs.wsj.com/moneybeat/2015/05/19/morning-moneybeat-forget-sell-in-may-and-go-away/
なので、常にこれを過信して現状のマーケットの流れを考慮せずに
売るのはどうかと思います。欧米ではハロウィンの後の
クリスマスプレゼントを買うChristmas sales時期は大セールス期で、
高級商品も売れ、またクリスマスセール後には、安く買いだめできる
1月のバーゲン(January sales)も続き一般消費が伸びることが多いです。
しかし、日本では文化や慣習が異なります。
日本では春に異動があることもありますが、秋が新年度の欧米では、
9月などに役員の入れ替わりなどで株価が下がることもありますが、
日本は春が新期でクリスマスセールスは欧米ほどの大市場でなく、
他にも夏のお中元セール時期などもありますし、
欧米に比べて消費の時期が分散または景気の関係で全体的に
一般消費が低迷していることもありますので、文化の違いもあり、
他の方もおっしゃっていますが、日本市場をベースにしている
日本企業の日本株の場合は、Sell in Mayは一概には言えないです。
しかしながら、日本から欧米の株を買う場合や国際企業の場合は、
統計的な一般理論としては、参考程度にはなると思います。

過去の統計とはいえ、毎年欧米で当たっているかというと、
たまに時節状はもう春なのに、実際の天候はまだ寒い年などがありますが、
過去の統計からの投資の一理論に過ぎませんので、
実際にお持ちの株の市場や株価状況を考慮された方が良いと思います。
元の理論は私もBouman and Jacobsenの2002年の論文で知り、
随分昔からあるようですが、2008年の世界不景気の年には
この理論は全般的に当たった感はなく、比較的新しい2012年に
再考察した論文にもありましたが、確かに過去の統計上は多かったけれど、
外れた年もあったのは事実です。
現実的には、今年も確かに外れた感があります。

英文ですが、下記リンクのDownload PDFのリンクから
この理論の2012年の再考察論文を無料で読むことができます。
"'Sell in May and Go Away' Just Won't Go Away":
http://papers.ssrn.com/sol3/Delivery.cfm/SSRN_ID2234131_code337535.pdf?abstractid=2115197&mirid=1
Wikiにもこの論文のタイトルが引用されて紹介されているようで、
本も何冊か出ているようです。只、いずれも欧米での研究の様です。:
http://en.wikipedia.org/wiki/Sell_in_May


●質問をもっと探す●



0.人力検索はてなトップ
8.このページを友達に紹介
9.このページの先頭へ
対応機種一覧
お問い合わせ
ヘルプ/お知らせ
ログイン
無料ユーザー登録
はてなトップ