成分が科学的にどうとかは別にして、上等な自然食品だけで作られた出汁は味の素よりも圧倒的に「うまい」のは確かです。
チャイニーズレストランシンドロームは使いすぎた例ですが、そうでなくても、わずかに使うだけで、独特の濁りのような味が付け加えられます。
カップ麺が苦手な人とかも多い。
グルタミン酸ソーダは無害だって言われてはいますが、味覚の面では落第生なのです。
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質問者さんが誤解されている部分に「科学的」という言葉があります。
味の素は抽出された食品で合成食品ではありませんが、一般の理解では食品添加物と同列です。
そしてそれ以上に問題なのが強烈なマスキング効果があると言うことです。
ジャンクフードには必ずと言っていいほど多めの味の素が使われています。
大量の香辛料と共に使うことが多く、素材の質をマスキングしてしまいます。
また、味蕾や胃腸を麻痺させてしまいます。
いくらでも食べることができると錯覚してしまう。
東南アジアなどに多い香辛料たっぷりの料理など代表例ですが、胃腸に良くありませんし、食べ過ぎてしまって肥満の原因になります。
塩分の摂りすぎにもなりやすい。
科学的な合成食品と言えば食品添加物が多いのですが、あなたの親御さんのお年だとたぶん合成甘味料が一番に頭にあると思います。
サッカリンとかズルチンとか、最悪だったのが発癌性物質として認定された「チクロ」でしょう。
サッカリンなどの甘味料にも発癌性がある可能性があるって研究もあります。
自然食品にはあり得ない弊害が多いことから、食品添加物には厳重な規制が課されています。
味の素は玉虫色ですね。
確かに害は少ないが、自然食品の出汁より味が劣ると言うだけでなく、安価なこともあって、大量に使えば健康に害があるのです。