おねしょ(男児がしやすい)について研究が進むと、水の多い少ないはおねしょの本質的な原因ではないことがわかってきました。
年を取ると前立腺肥大で何度か起床するのがイヤで、また喉の渇きを自覚する感覚も鈍くなるので、
摂取する水を少なくする人がいますが、
前立腺肥大を治療して水を多めにのんでねないと、脳梗塞などになりやすいので、
医療機関では健康な人になら寝る前の水をすすめています。
お茶は利尿作用があるので水で。
水分の吸収と排出は、その人の体調や状態と、年齢や環境に多く依存します。
水を多く飲むとおしっこが増える場合もありますが、汗が増える場合もありますし、極端な場合は腸で吸収されないで下痢になる人もいます。
夏の暑い時期に水分は不可欠ですが、汗をかく分多く摂る必要があるからです。
しかし、程度問題と言うこともあって、あまりに多く摂りすぎると汗の量が増えすぎて体力を消耗してしまいます。
年配のかたが水をあまり飲まないのは、吸収力の問題もありますが、汗をあまりかきたくないという事情もあります。
寒い時期には水分を多めに摂った方がカロリーの燃焼を助け体温維持に役立ちます。
しかし、あまりにも多く摂りすぎると血液の濃度を低くしてしまい、所謂「水太り」の状態になって、太ってしまうと同時に基礎体力が落ちてしまいます。
水分が不足しすぎた状態では反って尿の量が増えることもあります。
人間の身体は何重にもセーフティーが張り巡らされていますが、感覚や調節が適度である方が能率が良いようにできているのです。