「嫌なことも忘れられるけど、それより大事なものがなくなってしまう」のはまったくそのとおりです。
記憶を失うほどの飲酒をくりかえす、
心を病んだ人にきかせてあげたいすばらしいお言葉です。
共有記憶は人の財産ですし、それを片側だけ失うことは人間関係における裏切りといえます。
よく財布やプライド、身の安全など、なにもかもなげすてて飲酒する人もいます。
なにがそれほどつらいのでしょうか。
酒で友人どころか家族をなくす人もいるようです。
心配をかけていることに早く気がついてほしいですね。
酒を記憶消し薬として使う病気の人でなくても、
世の中ではいろいろな手段が「私をつかってつらい記憶を捨てちゃおうよ」と誘惑してきますが、
誘惑に負けてべったりもたれかかると依存症の病気になります。
また悪い例えになりますが「酒が服を着て歩いてる」
「1日に24時間全部ギャンブルのことしか考えてない」なんてのは
もう人間じゃないところまでいっちゃってます。
家族や友人のことを思い出してください。
「生きていけないほど苦しくならないように、適度に忘れ、しかし全部は忘れないでいつも心にひっかけておく」くらいの
自分の力にかなう中ではもっとも誠実な道をえらんでほしいとおもいます。